吉田ゴンザブロー(老人アルバイター評論家)
昭和24年生まれの団塊の世代。シニア世代を代表し、老人アルバイターの特徴を分析。ブログで世相を斬りまくる「愛の語り部」。某私立大学経済学部卒。中小食品メーカーに入社。部長職に上り詰めたが、定年退職手前で会社が事実上倒産。現在はとある事情から、スポーツクラブの会員専用駐車場と大手コンビニ弁当工場のダブルワーカー。
吉田ゴンザブローです。老人アルバイター評論家、巷では「老ターの吉ゴン」と呼ばれているよ。
最近、「アドラー心理学入門」(ベスト新書)でおなじみの、岸見一郎先生の本を読んだ。
著書は「定年をどう生きるか」(SB新書)である。
そこには、老人アルバイターなら、みな耳がまっ赤になるほどの、元管理職の「醜態」がさらされていた。
岸見先生は、こう言っている。(同書155ページ)
共同体の中に自分の居場所があると感じられることは、何度も見てきたように人の基本的な欲求ですが、そのことと自分が共同体の中心にいるというのはまったく別問題なのです。
そう、我々老人は、もはや中心にはいられないのよ。
老人アルバイターが求められていること。それはただそこに「居る」ということを理解していないヤツは多い。ついつい自分を売り込んで来る。
老人アルバイターの瀬山義之(68)は、超のつくホラ吹きだ。ぽっちゃりした顔・体がその発言をさらにコミカルに演出しているようだ。
ヤツは一日1回、よくわからないホラを差し込んできた。
ただ、今までのホラ吹きと違うところが、何やらわけのわからないホラを差し込んでくるところ。それは、自慢とかマウントの類ではなかった。
瀬山は突然、「俺は3回里子に出されたことがある」と言い出した。
里子に出されただけでも相当な経験なのに、3回も・・・。
あるわけがない。アクロバティックなホラである。
こいつは、みんなに注目されたいんだろうね。
「えー、そんな凄い経験してたんだね。」と言われたいだけ。
瀬山は68歳。しかし、ヤツは、相当な「かまってちゃん」だ。
こういった、心が成熟していない老人アルバイターは意外に多い。
これが老人アルバイターの実情である。
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