吉田ゴンザブロー(老人アルバイター評論家)
昭和24年生まれの団塊の世代。シニア世代を代表し、「老人アルバイト列伝」を日々発信。某私立大学経済学部卒。中小食品メーカーに入社。部長職に上り詰めたが、定年退職手前で会社が事実上倒産。現在はとある事情から、スポーツクラブの会員専用駐車場と大手コンビニ弁当工場のダブルワーカー。「老害」とさげすまされても、めげずに生きるぜ!。(写真はイメージ)
老人アルバイター評論家・吉田ゴンザブローだ。
村上春樹と同い年の昭和24年生まれ。団塊の世代のど真ん中。
さて、老人アルバイターを目指す諸君。
ハケンの現場では、ぜったいに敬語を使うな。
ちょっと古いが、タレントのローラ。今なら藤田ニコルだな。あいつらを見習え!
ハケンといっても色々あるが、俺がいっているのは、単純作業のアルバイトという意味。
俺が老ター(老人アルバイターの短縮形)になりたての頃、ハケンで短期のアルバイトをよくやった。
見知らぬ人達の中に、60歳を超えたジジイが数週間遅れて入ったが、それはそれは浮き上がっていた。
「す、すいません。私は何をしたらいいんでしょうか?」
怯えたジイサンの情けない姿をみかねた、それこそ気の強そうなおばさんが、俺を隅に呼び寄せてこう言った。
「ね、おじさん。こういったハケンの現場では、ぜったい敬語を使っちゃだめよ」
なぜですか?
「舐められるんだよ。男でも女でも下手に出たらいじめられるの。あんたは人がよさそうだから、すぐにいじめのターゲットになるから気を付けな!」
お、おー、わかったよ。(声震える)
俺は、次の日から敬語をいっさい使うのをやめた。
おかげで俺は、その現場でいじめられずに、なんとかすごすことができた。
ハケンの現場では敬語を使うな!
あのおばさんいいこと教えてくれたね。
みんなも参考にしてほしいよ。
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