吉田ゴンザブロー(老人アルバイター評論家)
昭和24年生まれの団塊の世代。シニア世代を代表し、老人アルバイターの特徴を分析。ブログで世相を斬りまくる「愛の語り部」。某私立大学経済学部卒。中小食品メーカーに入社。部長職に上り詰めたが、定年退職手前で会社が事実上倒産。現在はとある事情から、スポーツクラブの会員専用駐車場と大手コンビニ弁当工場のダブルワーカー。彼こそが真の老人アルバイターであり、自他ともに認める人格者でもある。「老害」「死んでほしい」とさげすまされても、けっして引かない姿勢が信条。(写真はイメージ)
吉田ゴンザブローの「人生相談」が始まります。
第1回目は「神経質な性格に悩む女性」です。よろしくお願いいたします。
神経質な性格に悩んでいます。
相談者:中畦たい子さん(68)
吉田ゴンザブローさん、お世話になります。
私は、とても神経質な性格です。色んなことが気になり、いつもくよくよしてばかりです。
例えば、地下鉄に乗ると、他の乗客のことが気になって、気になってしょうがありません。例えば、乗客が100人いれば、100人の人生が気になり、何か話しかけたほうがいいのではとさえ考え、正気ではいられなくなります。なので、混雑しがちな公共の乗り物には乗りたくありません。
また、靴下の毛玉が気になり、気が付けば、家中の靴下の毛玉取りをして、不毛な時間を過ごしたことに自己嫌悪に陥ることもしばしばです。
神経質な性格を直そうと色々試したものの、結果直らず、この年齢になってしまいました。60歳を超えても性格は改善できるのでしょうか?
また、吉田さんは、10月7日の投稿「S(神)K(経)S(質)」で、『神経質には、自罰的なJ型と、他罰的なT型があり、自分だけでくよくよ悩んでいるJ型なら問題ない』と言っていました。私はJ型なので、問題はないのでしょうか?
吉田ゴンザブローの回答
まず、私は、J型であろうが、T型であろうが、神経質な性格の人間は嫌いです。J型は他人を責めないので、害はないというだけです。だけど、神経質(以下、SKS)な人間とは極力いっしょにいたくはありません。
あなたは68歳になってまで、SKSな性格を変えられないということは、もはやそれは、性格というより、体質と考えたほうがいいかもしれない。
SKSな性格の人全般にいえるのですが、思考が停止しているのです。想像力が欠如している。自分が今、悩んでいることは取るに足らないことだという意識がなく、自分だけがつらいと思っている。
SKSな性格の人の思考回路は単純明快です。
驚く→傷つく→大騒ぎする
また、よくわからない「こだわり」が沢山ある。
やれ、コンビニのトイレは汚いからイヤ。
やれ、豆腐は絹ごししか食べない。
やれ、焼肉といっしょにキャベツは食べたくない。
やれ、部屋が明るいと眠れない。
など、くだらない「こだわり」を数多く持っているのがSKSの特徴です。
それが、「大ごと」だと勘違いしている。これこそが、大迷惑なのですが、まるでわかっていない。
それは、エマージェンシー(非常事態)に遭遇した時に、わかるはずです。
例えば、乗っている飛行機が今まさに墜落しそうな時、あるいは、母親の新しい恋人に犯されお尻にゴーヤをつっこまれそうな状況で、コンビニのトイレが汚いだのなんだの言ってはいられない。つまり、命を賭した場面では如何なる悩みも取るに足らない。
そんなことすら考えたことがないのが、SKSな人間です。
あなたは68歳まで、その性格が直らなかったのですから、今後も、死ぬまで直らないでしょう。
だから、せめて、J型でいてください。一人で悩んでいるぶんには害はないですからね。
一生うじうじ悩んでやがれ!
本音を言うとそんな感じかもしれません。
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