吉田ゴンザブロー(老人アルバイター評論家)
昭和24年1月2日生まれ。シニア・団塊の世代を代表し「老人アルバイト伝説」を毎日発信している。サラリーマン時代はは経理部長を務めていたが、現在はアルバイトを2つかけもつ下流老人。今日のテーマは「団塊の世代昭和回顧録 おしっこする前に手を洗う男」です。老人アルバイターはみなさんのの幸せを祈るのみである。
リアル「ALWAYS 三丁目の夕日」昭和を振り返る
老人アルバイター評論家・吉田ゴンザブローです。
昨日のブログで、俺が小学校を卒業する時の卒業文集で、将来は「二人兄弟になりたい」という奇特な夢を語った男・辻永洋の話を書いた。
それがものすごく好評だったので、辻永のエピソードをいくつか紹介したい。
辻永の実家は靴職人で靴の修理の店をやっていた。
そう、昭和30年代は靴は修理して使うものだったのだ。
靴修理の訪問営業なんてものもあり、「俺は昨日ムショから出てきたばかりだ」との枕詞で営業をしかけ、信じられないほどの高額な請求をする「自称・靴職人」もいた。
辻永の実家は、それほど悪質なものではなかったが、とてもルーズで昭和35年4月に修理を頼んだ靴が昭和37年6月にできあがるような、ルーズというにはルーズな方に失礼な業者だった。
そういうのもあってか、辻永は「売れない靴屋」と学校でいじめられていた。
おしっこする前に手を洗う小学生
辻永は、どういうしつけを受けたのか知らないが、おしっこをする前に必ず手を洗っていた。
なぜそんなことをするのか、みんな不思議に思い質問するのだが、その回答がふるっていた。
「おしっこした後に手を洗うのがメンドクサイから!」
そして、おしっこした後には手を洗わないのである。
さすが、「二人兄弟になればよかった」などという不可逆的な夢を見る男だ。
また、このルーチンはおしっこに限らず、うんこする時も同じだった。
もちろん「うんこした後に手を洗うのがメンドクサイから!」である。
昭和はのどかな時代でしたね。
でも、もうぜったいに戻りたくないよ。
※当サイトはある人物の依頼により立ち上げました。当サイトに登場する人物や職場などはすべて架空のものですが、実在する人物に取材をし、その方の話をモデルにし、本人と特定できないように大幅に修正しております。
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