吉田ゴンザブロー(老人アルバイター評論家)
昭和24年1月2日生まれ。シニア・団塊の世代を代表し「老人アルバイト伝説」を毎日発信している。サラリーマン時代はは経理部長を務めていたが、現在はアルバイトを2つかけもつ下流老人。今日のテーマは「中田翔(読売巨人軍)問題の長期化を案ずる老人アルバイター」です。眠たい眠たい。。。
中田翔問題の長期化 優しくなり過ぎた時代
老人アルバイター評論家・吉田ゴンザブローです。
中田翔(元日本ハムファイターズ、現読売ジャイアンツ)問題が長期化している。
中田翔問題とは、先月、同氏が同じチームの後輩を殴り、無期限で試合不出場処分を受けたものの、なし崩し的に巨人に移籍したあの事件にまつわることである。
最早、知らない人はいないと思うので、ここでは触れるのはよそう。
しかし、よーく考えてみたが、中田はそれほど悪いことをしたとも思えない。
プロ野球選手が、後輩を殴るくらいのことは、プロ野球史上珍しいことではないはずだ。これが、街中で素人を殴ったとなれば大問題だが、同じチームの仲間内でやったことなら、それほど大ごとにすることでもない。
それならば、「喝!」でお馴染みの張本勲なんか、死刑になってなきゃならない。
元広島カープへッドコーチの大下剛史もしかりだ。
俺は暴力反対派の部類だが、最近の腫れ物に触るようなかんじにはどうもシンパシーを感じない。
そんな気がするのは俺だけではないだろう。
昭和40年代 教師による暴力は日常茶飯事だった
俺が高校3年生の頃の話だ。
昭和40年代初頭。
当時は大正・昭和ひとケタ生まれの教師が大半だったが、当時の教師は極めて暴力的な方が多かった。
あれは、高校卒業間際の授業。
もうすでにカリキュラムを全て終えていたため、数学担当で担任の小林先生が、何やら「これから社会に出るみなさんへ」と題して、我々に話をしてくれるとのことだった。
小林は、「みなさんは、子どもだからわかっていないと思いますが、世の中はみなさんの考えているほど甘いものではありません」と言い出した。
卒業間際ということで、何か面白い話でもしてくれると思いきや、いきなり説教である。
クラスで一番のワルである植木という男が、チャチャを入れた。
『先生、そんな話つまんねーよ。漫談でもしてくれよ!』
すると、普段温厚な小林が、植木に近づき、ニヤっと笑い、いきなりグーで顔を殴りだしたのである。
すごいパンチだった。
あとでわかったが、小林は日本拳法5段の腕前だったんだね、これが。
「植木君、つまり僕の言いたいことはこういうことなの。目上の人にそういう口の利き方をしたら、痛い目にあうということなんだよ」と涼しい顔で続けたのだ。
小林の暴力はそれでおさまらなかった。その後植木を廊下に連れ出し、階段から突き落としたのである。
番長の植木が泣いていた。すいませんと土下座して、「最後の授業」は終了した。
しかし、当時はそんなことで問題になることもなく、卒業式では小林と植木は泣きながら抱き合っていた。
俺は昭和を懐かしんでいるわけでも、暴力を礼さんしているわけでもない。
ただ、事実を語っただけだ。
繰り返すが、俺は暴力反対派だが、最近のナーバスになりすぎた風潮には今一つ馴染めない。
もう、中田翔のことは忘れてあげてくれないだろうか。
やつも、すでに32歳のおじさんなんですから。
今後おかしなかとをやったら自分に帰ってくるくらいわかっていますよ。
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