電マ(電動マッサージ)っていつからオナニーグッズになったのか?

吉田ゴンザブロー回顧録

吉田ゴンザブロー(老人アルバイター評論家)

昭和24年1月2日生まれ。73歳老人。シニア・団塊の世代を代表し「老人アルバイト列伝」を毎日発信している。サラリーマン時代は経理部長を務めていたが、現在はアルバイトを2つかけもつ下流老人。今日のテーマは、「電マ(電動マッサージ)っていつからオナニーグッズになったのか?」です。

 

田舎町のコンビニもどきの店で「電マ」黎明期のはなし

老人アルバイター評論家・吉田ゴンザブローです。

突然だが、電マ(電動マッサージ)っていつから女性のオナニーグッズになったのだろうか。

読んで字のごとく、あれは、単なる電気で動くマッサージ器だつたはずだよ。

噂では、すでに30年くらい前からそうなっていたとのことだが、俺にも思い当たることがある。

あれは30年以上前の話。

俺は単身赴任で、海沿いの田舎町で暮らしていたことがある。

当時そこには、コンビニなどなかった。

「デイリーマートKUMAZAWA」は、俺が普段利用している店だったが、そこはコンビニというよりミニスーパーといった風情。

ある時、レジ周りのアメだのガムだの置いてある隣に、ボールペンを少し太くしたような形の黒い色をした何かが置かれていた。

店長の熊沢さんに、「店長、この黒いの何だい?」って聞いたら、『小型電動マッサージです』とのこと。

よーく見る、小さなPOPに「ミニ電動マッサージ ¥6,800」と手書きで書かれてあった。

6,800円もするボールペン大ほどのマッサージ器を誰が買うんだとバカにしていた俺だが、それは大いなる読み間違いだった。

 

ボールペン大の「電マ」 購入目的は自慰

その1週間後、「デイリーマートKUMAZAWA」に立ち寄ったところ、驚きの事実に驚愕する。

なんと、例の小型「電マ」が、30本すべて完売されていたのである。

店長の熊沢に、「あのマッサージ器、売れたの?」と聞いたところ、熊沢は二ヤっと笑い、『おかげさまで、1週間で完売です!購入者はほぼ女性です』と答えた。

そして、次の熊沢の言葉に、俺は一瞬間凍り付いた。

『これ、みんなオナニーに使うんですよ?』

オナニー?

『はい、これの振動、女性はたまらないみたいです。うちの妻も利用してみましたが、そうとうよかったらしいですよ』

そう、このボールペン大の小型マッサージ器は、自慰用にお求めになられていたんだね。

すでに30年以上も前から、たかだか人工3万人にも満たない田舎でさえ、「電マ」がオナニーグッズとして愛好されていたということだよ。

人間はとてつもなくすけべな動物である。

さて、件の「デイリーマートKUMAZAWA」であるが、その2年くらい後、その町にもコンビニが進出してきて、あえなく倒産。熊沢は夜逃げし行方不明になったとさ。

元気か、熊沢。

 

 

※当サイトはある人物の依頼により立ち上げました。当サイトに登場する人物や職場などはすべて架空のものですが、実在する人物に取材をし、その方の話をモデルにし、本人と特定できないように大幅に修正しております。

吉田ゴンザブローについて
老人アルバイター

昭和24年生まれ・団塊の世代、吉田ゴンザブローは今日も生きる、生き続ける。「老害」「死んでほしい」と言われようが絶対に引くことはない。『老人アルバイターは、夢はないが、ささやかな幸せがある!』この言葉を信じて、2つのアルバイトを掛けもちする。スーパー老人アルバイター(評論家)・吉田ゴンザブローはブログで生き様を発信し続けます!

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