吉田ゴンザブロー(老人アルバイター評論家)
昭和24年1月2日生まれ。73歳老人。シニア・団塊の世代を代表し「老人アルバイト列伝」を毎日発信している。サラリーマン時代は経理部長を務めていたが、現在はアルバイトを2つかけもつ下流老人。今日のテーマは、「裁判傍聴で見た ヤンキー気質の抜けない還暦オヤジ」です。
売春防止法違反容疑者の父親 ヤンキーぶりがヤバすぎる
老人アルバイター評論家・吉田ゴンザブローです。
一時期、裁判傍聴にはまったことがある。
といっても、バイトがきまらなくて、面接を受けまくっていた数カ月だけど。
10年くらい前、裁判を傍聴したら、興味深い刑事事件にでくわした。
20代後半の男が、暴力団の手先となり、出会い系サイトで売春の手配をしていたというしょーもない事件。
売春婦の女が身の危険を感じて、警察に通報したことで事件が明るみになった。
事件じたいは、よくありそうなものであるが、俺が興味をもったのは、法廷に証人として来ていた、容疑者の父親だ。たぶん、60歳くらいだろう。
父親は塗装業を経営しているとのことだったが、その出で立ちが法廷の場に全くそぐわないものだった。ペンキが染みついたセーター、二ッカボッカ。横浜銀蝿の翔(古い!)がつけていそうなサングラス、無精ひげ、そして昭和の肉体労働者の定番「パンチパーマ」。これじゃー、情状酌量にならんぞ。
こんな事件を犯すような息子に育てたことを、親として責任を感じていないかという、検察の質問に対して、「感じていないわけではないがー、俺はー、なんかー、男としてー、『張る時は張る』っていうのー?、まあ、本人の意思に任せている部分も多いしー・・・」と語尾を伸ばし、わけのわからない答弁を繰りかえしていた。
その裁判がどのようにに着地したかはわからないが、ひとつ言えるのは、還暦になってまで、こういうヤンキーっ気の抜けないジジイはダメってこと。
意外に多い ヤンキーっ気が抜けない老人
老人アルバイターの中でも、いい歳こいてヤンキーっ気の抜けない者は少なくない。
巻き舌、唾の吐き捨て、ガ二又歩き。
こういうジジイの会話はたいてい競馬とパチンコなどのギャンブル、若いころの武勇伝や高速道路で150キロ出して捕まったなどしょうーもないクオリティだ。
酒やたばこを乱用していることをエライと勘違いしているが、老人にしてみれば、単に不健康なだけだということを理解していない。
老人が悪ぶることほどみっともないことはない。
年を取ったら、やっぱり身なりと口の利き方くらいしっかりしなきゃ、孫たちに顔向けできないよね。
それにしても、法廷で、二ッカボッカはないでしょー。
子が子なら、親も親だよ。
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