老人アルバイター評論家・吉田ゴンザブロー「名言集⑧」
それで、バイトに来る。責任ない仕事だから楽だろうと思っているヤツが多いが、とんでもない。最下層には最下層なりのヒエラルキーがあるのさ。あるタレントが言っていた。「売れない頃、ホームレスになろうと思って見学したが、そこにもヒエラルキーがあってあきらめた」って。
※2020年9月18日、ブログ「老人アルバイター評論家・吉田ゴンザブロー・ひまつぶしに来る老人アルバイターの落とし穴(プロローグにかえて4)」より。https://rj536.com/%e3%83%97%e3%83%ad%e3%83%ad%e3%83%bc%e3%82%b0/23/
老人アルバイター評論家・吉田ゴンザブローです。
大企業の管理職をやっていたジジイが老人アルバイターになることはお勧めしない。
晩節を汚してしまうかもしれないからだ。
大きい企業で管理職なんかやっていれば、ついつい、他のアルバイトを見下した態度で接してしまう。
それが命取りになる。
今はもう管理職ではないあなたは、コテンパンにいじめを受けてしまうだろう。
「最下層」の憎しみは計り知れないものがある。
バイト先で平和に暮らしたいなら、自慢話だけはしないことだ。
肝に銘じてほしい。
ところで、先日、俺は持病の定期検査のため病院にかかった。
どこの病院もそうだろうが、俺を含め座るところがないくらい老人がひしめいていた。
検査の前に、必ず看護師の問診タイムがある。
俺の前が、90歳くらいのジジイ。
90歳のジジイは耳が遠く、看護師の「生年月日を言ってください」との言葉すらよく聞こえないようだった。
両者大きな声で同じやり取りが3度くらい続いた後、90歳のジイイはせいいっぱいの声で「平成6年・・・」とこたえたところで、看護師に「昭和でしょー」とっこまれた。
あまりのバカバカしいやり取りに、待合室は大爆笑になった。
ジジイは、何となくバカにされた気がしたのか、バツの悪そうな顔をしていた。
しかし、これは他人事じゃない。
大企業の元管理職であろうと、遅かれ早かれあっちに行くのさ。
どうせ生きるなら楽しく生きましょうぜ!
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