吉田ゴンザブロー
老人アルバイター評論家。昭和24年生まれの団塊の世代。老人アルバイターの特徴を解説し、それを通じて世相を鑑みる「愛の語り部」。某私立大学経済学部卒。中小食品メーカーに入社。部長職に上り詰めたが、定年退職手前で会社が事実上倒産。現在はとある事情から、スポーツクラブの会員専用駐車場と大手コンビニ弁当工場のダブルワーカー。彼こそが、真の老人アルバイターであり、自他ともに認める人格者でもある。「老害」「死んでほしい」とさげすまされても、けっして引かない姿勢が信条。(写真はイメージ)
老人アルバイター評論家の吉田ゴンザブローです。
昭和24年生まれの団塊の世代。矢沢永吉と同い歳じゃ。
さて、老人アルバイターはジジイだけじゃない。
女版・老人アルバイターというのが存在するんじゃ。
7つ、8つ年上の旦那が60歳で退職した場合、奥さんは50代半ば。その年齢なら子供も独り立ちしてパートのひとつやふたつくらい経験してそうだが、親の介護が長引き、働く機会を逸した女性は案外多いものだ。
諸事情で旦那が雇用継続できず、退職した場合、収入が断たれるため、年金支給年齢になるまでに奥さんがパートに出ざるを得なくなる。
女版・老人アルバイター誕生である。
約30年ぶりの社会生活は、パートとはいえ相当なプレッシャ―となるだろう。長期間のブランクを埋めるのはけっこうキツイもんなんじゃ。
そんな、専業主婦のみなさん達に、老人アルバイター評論家である俺から、「らくらくパート生活」を伝授しよう。
まずは「面接編」である。
相当緊張するだろうから、面接の際の想定問答を用意し、シュミレーションをしておくべきである。
その時、大事なのは、あなたの人生を3分間程度に簡潔にまとめておくことだ。
はっきり言って少しくらいウソがあっていい。分り易いストーリーを作ってまとめておくこと。
「短大を出て、OLを数年やって、24歳で結婚しました。子供にてがかからなくなってパートにでもでようかなと思っていたところ、親の介護に追われるようになって、気が付けば30年仕事をする機会がありませんでした。介護もひと段落したので、そろそろ働こうかな・・・と」
これが模範解答だ。これで即採用となるだろう。
正直なところ、面接官はアルバイトのおばさんの人生に全く興味はない。
久しぶりの公的な場所で、つい舞い上がり、だらだらつまらない話をしてしまうババアがいるが、これが一番やってはいけないことだ。
シンプルに志望動機をまとめられる人に好印象を持つものである。
あと、たまに、セクハラまがいの質問をかぶせてくる面接官がいたら、1回までは許してあげてほしい。
面接官とて人の子、さみしくて、うっかり「下ネタ」に走ってしまう者もいるのである。
次回は、女版・老人アルバイター「実技編」である。
女同士の人間関係の対処の仕方を教えてやるぜ!
※当サイトはある人物の依頼により立ち上げました。当サイトに登場する人物や職場などはすべて架空のものですが、実在する人物に取材をし、その方の話をモデルにし、本人と特定できないように大幅に修正しております。
コメント