老人バカ列伝 本を1冊も読んだことがない老人アルバイター

恥をかき続ける老人アルバイター達

吉田ゴンザブロー(老人アルバイター評論家) 

昭和24年1月2日生まれ。シニア・団塊の世代を代表し「老人アルバイト伝説」を毎日発信している。サラリーマン時代はは経理部長を務めていたが、現在はアルバイトを2つかけもつ下流老人。今日のテーマは「老人バカ列伝 本を1冊も読んだことがない老人アルバイター」です。孤独な老人とは私のことです。

読書したことがない老人アルバイター

老人アルバイター評論家・吉田ゴンザブローです。

本を読まない老人アルバイターは多いが、だいたいわかる。

まず、本を読まないヤツの世界観はバラエティー番組とワイドショーのみで囲われている。

語彙がやたらと少なく、表現力がないため、トーク中に擬音が多い。

そして、話がぜんぜん面白くない。

つまりバカである。

老人アルバイター仲間の上沢義之(69歳)は、元ラーメン屋の雇われ店長。

高校を卒業し、薬の卸問屋に就職したが、2年で退職。その後、職を転々とし、ここ7年くらいは俺の働く弁当工場でバイトしている。

こいつの口癖は「俺は高校を出てから1冊も本を読んだことがない」だった。

自虐でもなんでもなく、自慢なのである。

1冊も本を読んだことがなくても、世の中を渡っていけるんだということを喧伝していた。

「バカ」という以外言葉が見つからない。

では本を読まないヤツは悪いのか?

そう、読書しないヤツは悪いんですよ。

 

投票所で「棄権していやる」と叫んだ老人アルバイター

ここ最近、政治が劣化していると言われているが、それ以前に大人の知性も劣化しているかもしれない。

上沢を見ているとそう思う。

上沢は2019年の参院選の投票日の翌日、珍しくその話題をふってきた。

「吉田さん、昨日選挙行ったかい?」

『上沢さんこそ行ったのかい?』

俺はオウム返しをしたが、その時の上沢の言葉は今でも忘れられない。

「あー、行ったよ。俺は今の政権には不満だらけだ。だから今回は投票を棄権してやろうと思ってね。でもただ棄権するだけでは悔しいから、投票所に行って、その真ん中で『俺は棄権してやる!』って怒鳴ってやったんだ』とどや顔で言ってきたのである。

これぞ、バカである。

現政権に不満なら、むしろ、投票を棄権しちゃいけないんだよ。でも、それがわからない。

本を読まないで大人になったら、こうなってしまうんだ。

俺は、その発言を聞いてムカついてしまい、ついつい『上沢さん、あんた頭わるすぎだよ。クリーニング屋でバカな主婦と芸能人の不倫の話題でもしてろよ。バーカ!』と言ってしまい、それから、ヤツとの仲は最悪になってしまった。

でも、俺は間違っていない。

「勉強しなさいっ」って、よく子供に言うけど、それホントだね。

 

 

※当サイトはある人物の依頼により立ち上げました。当サイトに登場する人物や職場などはすべて架空のものですが、実在する人物に取材をし、その方の話をモデルにし、本人と特定できないように大幅に修正しております。

吉田ゴンザブローについて
老人アルバイター

昭和24年生まれ・団塊の世代、吉田ゴンザブローは今日も生きる、生き続ける。「老害」「死んでほしい」と言われようが絶対に引くことはない。『老人アルバイターは、夢はないが、ささやかな幸せがある!』この言葉を信じて、2つのアルバイトを掛けもちする。スーパー老人アルバイター(評論家)・吉田ゴンザブローはブログで生き様を発信し続けます!

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