英会話スクールのポスター貼りのバイトをしたことがある

恥をかき続ける老人アルバイター達

吉田ゴンザブロー(老人アルバイター評論家)

昭和24年1月2日生まれ。73歳老人。シニア・団塊の世代を代表し「老人アルバイト列伝」を毎日発信している。サラリーマン時代は経理部長を務めていたが、現在はアルバイトを2つかけもつ下流老人。今日のテーマは、「英会話スクールのポスター貼りのバイトをしたことがある」です。

 

完全出来高のポスター貼り 5時間歩いて2枚しか貼れず

老人アルバイター評論家・吉田ゴンザブローです。

老人アルバイターに成りかけの頃、当時流行っていた英会話スクールのポスター貼りのバイトをやったことがある。

あれは、エグイ思い出ですよ。

その頃、次のバイトが始まるまで、少し期間が空いていた。

地元タウン誌に載っていた「英会話スクールのポスター貼り」の求人票を見て興味を持ち電話してみたら、『今日〇〇時に説明会があるので、興味があれば来てください!』と言われて行っみた。

ポスター貼りの仕事は、完全出来高制だった。

「ポスター1枚貼れば、300円の賃金を支払います。10枚貼れば3000円です」と言われて、なんて素敵なバイトだと胸躍らせた。

10枚で3000円、100枚で30000円。

「こりゃぼろ儲けじゃん」と思っていたのもつかの間、そんなうまい話はあるはずがないということを思い知らされる。

ポスターは電柱や壁に勝手に貼っていいわけではなく、街中のお店に行き、そこの店主の許可をもらい、「ポスター貼りを許可しますby ○○商店店主」みたいな用紙を書いてもらわなければならないのだ。

だいたい、いま時、街中のお店って大概チェーン店で、ポスターなんか貼る場所がなく、たまに見つけた個人商店でもほとんど相手にされなかった。

けっきょく、5時間歩き回って貼ったポスターは2枚。

賃金は600円だった。時給にして120円。

戦意喪失した俺は、その日にポスター貼りのバイトを辞めてしまう。

また、そのバイトに来ていた者達のほとんどが、高校を卒業したばかりの子供達で、孫とおじいちゃんみたいな感じで、俺は浮き上がりまくっていた。

今までいろいろなバイトをしたが、ある意味あれほどつらいバイトはなかったかもしれない。

 

 

※当サイトはある人物の依頼により立ち上げました。当サイトに登場する人物や職場などはすべて架空のものですが、実在する人物に取材をし、その方の話をモデルにし、本人と特定できないように大幅に修正しております。

吉田ゴンザブローについて
老人アルバイター

昭和24年生まれ・団塊の世代、吉田ゴンザブローは今日も生きる、生き続ける。「老害」「死んでほしい」と言われようが絶対に引くことはない。『老人アルバイターは、夢はないが、ささやかな幸せがある!』この言葉を信じて、2つのアルバイトを掛けもちする。スーパー老人アルバイター(評論家)・吉田ゴンザブローはブログで生き様を発信し続けます!

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