吉田ゴンザブロー(老人アルバイター評論家)
昭和24年生まれの団塊の世代。シニア世代を代表し、老人アルバイターの特徴を分析。老人の「アルバイト列伝」を日々発信。某私立大学経済学部卒。中小食品メーカーに入社。部長職に上り詰めたが、定年退職手前で会社が事実上倒産。現在はとある事情から、スポーツクラブの会員専用駐車場と大手コンビニ弁当工場のダブルワーカー。「老害」とは言わせんぜ!
老人アルバイター評論家・吉田ゴンザブローです。
今日は高齢化問題について語ろうじゃねーか。
その前に熟女AVの話をさせてもらうよ。
俺の記憶が正しければ、日本ではじめて熟女もののAVが出たのは、1991年だったと思う。
当時は「熟女もの」というカテゴリーはなく、ババアがAVに出演しているだけの、単なる「キワモノ」だった。
確か、欲求不満な母親が、息子とやるといった他愛のない作品だったものの、当時すごく話題になり、週刊誌上をにぎわしていた。
その、キワモノAV嬢は、当時48歳だった。
今考えるとめちゃくちゃ若い。
その10年くらい後、いわゆる「熟女もの」は定番化し、レーベルも増え、今では日々何人もの熟女AV女優が誕生している。
50代はもとより、60代も当たり前にでている。もはや48歳は、若手の部類である。
これぞ、高齢化現象の象徴である。
AV界においても、高齢化の歯止めは止まらない。
精神保健福祉士の斉藤章佳先生の著作「セックス依存症」(幻冬舎新書)には、AV男優・森林原人との対談で気になる箇所があった。一部引用したい。
森林
はい。AVでいう「熟女」とはおおよそ30代以降の女優さんが出演している作品を指すんですが、30代以降のユーザーは自分と同世代の女性に興奮するのでしょう。不道徳性ではなく、同世代ゆえの共感性やリアリティに興奮していると思います、これは僕も40歳を過ぎ、20歳前後より40歳前後の女性に性欲を抱くので、実感に基ずく説です。
つまり、AVユーザーもどんどん平均年齢が上がっているということだ。自分と同世代の女性に興奮する説というのが正しければ、この国の高齢化現象を鑑みて、今後、70代はもとより、80代、90代のAV女優がわんさか出てくることは時間の問題である。
どうするAV業界。
人生100年時代といわれ、男も女も平均寿命が伸びているのは、けっして喜ばしいことばかりじゃない。
老齢年金だけでは食えないジジイとババアが、冬に暖房代を節約するために、スーパーのフードコートで時間をつぶしたりする。
あるいは、夜は電気代を浮かすために、電気をつけずにテレビを灯り替わりにしてる年寄りも多い。それなら生きているだけで地獄だ。
となると、老人は積極的にアルバイトをしなくてはならないだろう。
超老人アルバイター時代である。
低賃金でもいいから、老人が普通にできる、単純かつ体力的にやさしいバイト先を確保・提供するのが、まず政治家に与えられたミッションではないのか。
熟女もののAVは、まさにこの国の写し鏡だ。
怖い。怖すぎる。
さあ、どうしたものか。
とりあえず、オナニーでもしよう。熟女AVでも見ながら。
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