吉田ゴンザブロー(老人アルバイター評論家)
昭和24年生まれの団塊の世代。シニア世代を代表し、老人の「アルバイト列伝」を日々発信。某私立大学経済学部卒。中小食品メーカーに入社。部長職に上り詰めたが、定年退職手前で会社が事実上倒産。現在はとある事情から、スポーツクラブの会員専用駐車場と大手コンビニ弁当工場のダブルワーカー。今日のテーマは「老人アルバイターが総理大臣だったら カツラ法案を制定します!」です。老後の幸せ、自分の手で掴みましょう!
成熟しない日本 カツラをするアイドル歌手
老人アルバイター評論家・吉田ゴンザブローです。
年齢的に当然だが、俺はハゲている。40歳の頃にハゲてきたが、その頃は受け入れられなかった。色んなところから髪を集めてきてごまかしたり、黒い粉をかけてミストで固めたりした。
50歳で、もはや手のつけようがなくなり腹をくくった。ハゲとして生きる覚悟をきめた。
しかし、その時俺は「髪」という若さを失ったかわりに、人生において何か大切なものを得たような気がした。
漠然とだが、ワンステージ上の世界観を手に入れたのだ。
少子高齢化の影響か、カツラ(植毛・つけ毛含む、以下カツラ等)を装着する芸能人は後をたたない。最近は元野球選手や芸人までもがそうだ。
40代、いや50代になってまで、アイドルと名乗るタレントは数多くいる。
現在活動休止中の「嵐」のメンバーは、全員30代後半以上だが、とにかく見た目が若い。
みなさんお気づきだろうが、全員カツラ等のお世話になっている。
もちろん、リアルなハゲ頭とまではいかない者もいるだろう。しかし、あの年齢であそこまで髪がふわふわであるはずがない。あれは全員「黒」である。
解散したSMAPにしてもそうだ。V6の阪本くんも、kinkikidsの堂本光一にしても、全員ハゲている。TOKIOの松岡も城島もみんなハゲている。
もちろん、彼らは見た目が命の芸能人。カツラ等を利用するには、致し方ない理由があるだろう。
しかし、そんな彼らの活躍こそが、日本というこの国の成熟を妨げていることはまちがいない。
世代の象徴でもある芸能人が、いつまでも「若さ」を維持してバカを演じているとなれば、我々庶民も、いつまでも若く、言い換えれば、こどものままで生きられるものと勘違いしかねない。
それでいいのか?
吉田ゴンザブロー 私が総理大臣になったら・・・
人間は老いて死す。
そんな当たり前な事実に目を背けていいのか。いつまでも、ゲラゲラ笑って生きていていいのか。
10年以上前、「太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中。」という番組があった。
もし、吉田ゴンザブローが総理大臣なら、『カツラ法案』をぜったいに通してみせる。
カツラ法案とは「カツラ、植毛及びエクステンションの装着を禁ずる法律」のことだ。
禁固10年以下、または罰金1000万円以下の罰即は免れない。これくらいやらなければ、日本という国は成熟しない。
たとえ、SMAPだろうが、嵐だろうが、リアルにハゲてくれば、あんなに気取ってはいられない。芸能界の大先輩である彼らを、表面上敬意を表したとしても、必ず陰でいじられるのは間違いない。
「キムラくんってハゲてるよねー」って。ある意味これほど屈辱的なことはない。
しかし、人は何かを失ってはじめて、やさしさを知る。
ハゲ、入れ歯、ED。耳障りの悪い言葉である。
しかし、俺は全てを受け入れ、生まれ変わることができた。人を許せる男になった。
日本が成熟できない理由。それは芸能人がカツラ等をはなさないから。
ところで、俺は何を言いたいのか?
ちなみに今、午前3:00を超えている。つまり眠たい。
今回はこのへんで許してもらいたい。おやすみなさい。
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