吉田ゴンザブロー(老人アルバイター評論家)
昭和24年1月2日生まれ。シニア・団塊の世代を代表し「老人アルバイト伝説」を毎日発信している。サラリーマン時代はは経理部長を務めていたが、現在はアルバイトを2つかけもつ下流老人。今日のテーマは「森末慎二は老人アルバイター世代 CMキャラクターを死守せよ!」です。オリンピックに愛も憎しみもない。まるで興味ない。
五輪キャスターの椅子取りゲームは過酷だ
老人アルバイター評論家・吉田ゴンザブローです。
オリンピック、目下大盛況であるが、俺はそもそもオリンピックに何の興味もない。
しかし、テレビそ話題はそればかりで、ついつい気になってしまう。
昨日、朝のワイドショーでは、五輪コメンテーターとして、ミスタークラシアンこと森末 慎二が出ていた。
久しぶりに見た森末の頭髪はあきらかにわかるほどのカツラ姿だったが、考えてみれば、彼は昭和32年5月生まれの64歳。
ぶっちぎりの老人アルバイター世代である。
ロス五輪(1984年)の体操競技の金メダリスト。
引退後はその軽いキャラクターが認められ、バラエティー番組などで活躍するようになった。
「水道トラブル」のクラシアンのCMキャラクターも勝ち取り(一度長嶋一茂らにそのポジションを奪われたが、再度帰ってきた)、細く長い芸能人活動を続けている。
それにしてもアスリートの引退後の人生は過酷である。
飛行場で見た森末慎二 ただただうるさいヤツ
実は、俺は森末慎二を生で見たことがある。
1992年、羽田空港の同じ搭乗口でのことだ。
どでかいサングラス、革ジャンという相当派手ないでたちの森末は、マネージャーらしき男相手にいっぽう的に話をしていた。
ゴルフのスイングがどうのこうの、芸能人の誰それとゴルフをまわっただの、一時間以上、飛行場に響き渡る声で、一人でしゃべりまくっていた。
正直、非常識な男だなと、不快な気持ちになったのを覚えている。
その頃、すでにオリンピック選手としての賞味期限が切れていた頃なので、「俺を見てくれ!」といわんばかりに、大きな声をあえて張り上げていたのではないか。
オリンピック選手の引退後の過酷さをまざまざと見せつけられた気がして、イヤな気持ちになってしまった。
興味はないものの、今回のオリンピック出場選手には悔いなくせいいっぱい頑張ってほしいとは思う。
しかし、その後の人生は長いということもわかってほしい。
着地点が、水道トラブルのCMキャラクターとして生きていくことをけっして否定するものではないが、それはそれでつらいものだと腹を括ってほしい。
現役時代の遺産は、あっという間に枯渇してしまうことをお忘れなく!
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