トラックドライバーはいい人ばかり 老人にもやさしいよ

社会問題を語る

吉田ゴンザブロー(老人アルバイター評論家) 

昭和24年1月2日生まれ。シニア・団塊の世代を代表し「老人アルバイト伝説」を毎日発信している。サラリーマン時代はは経理部長を務めていたが、現在はアルバイトを2つかけもつ下流老人。今日のテーマは「団塊の世代といえば「トラックドライバーはいい人ばかり 老人にもやさしいよ」です。嫁がボケたよ・・・

 

 

 

 

トラックドライバーは人格者をつくる仕事

老人アルバイター評論家・吉田ゴンザブローです。

俺は昔、警備員をやりながら、ハケンで某運送屋の某営業所でバイトしていたことがある。

その時は、下請けのトラックドライバーとけっこう仲良くなった。

トラックドライバーは意外にいい人が多い。

以前、「トラックドライバーにも言わせて(著:橋本愛喜・新潮新書)」という本を読んだが、その本でも、トラックドライバーの人柄のよさについて言及されていたので、一部摘記する。

トラックドライバーというと、映画やドラマの設定のせいか、短髪やパンチパーマにサングラス、時には捩じり鉢巻きでもしていそうな「イカつい男性」が、オラオラと運転しているイメージが多いだろう。

(略)

実際に自分が現場や取材で出会ってきたトラックドライバーたちは、たとえビジュアルが「オラオラ」していても、皆総じて驚くほど優しく、よくしゃべり、情が厚い人ばかりだ。

当時、一番仲のよかった人で、ふくちゃんという、30歳くらいの下請けのドライバーがいた。

明るくて、いつも大きな声で挨拶をしてくれて、ジジイの猥談にもつきあってくれる好青年。

さぞかし温厚な子だと思っていたが、元々は地元では手のつけられない、有名なヤンキーだったそうだ。

ふくちゃんと同じ会社の後輩ドライバーが言っていた。

「ふくさんって、若い頃は相当なやんちゃな人で、地元では有名なワルだったんです。でも今は面影が全くないですねー」

ドライバーには、元々世代でも有名なワルが多かったりするが、みな一応に「いい人」だ。

その理由を、ふくちゃんは教えてくれた。

『ドライバーって運転だけしているわけじゃないんですよ。元請けとの折衝も大事な仕事ですし、荷主にも物凄く気をつかう。なんたって、配達先に着いたら「あのー、トラックはどこに止めたらいいでしょうか」とか「どこに荷物おろしましょうか」とか、まず断りをいれなくてはならない。これだも角がとれて「いい人」になっちゃいますよー』

なるほど、色々な人に気をつかわなくてはならない状況が、その人を磨いていくということだね。

いい話だよ。

やっぱり、ひとは一人じゃ生きていけないということだね。

何事も、合理的にカネを稼ぐことしか考えていない「ひろゆき」や「ホリエモン」にも聞かせたい話だよ。

一度、ふくちゃんの喧嘩の武勇伝を聞いたことがあるけど、あんまりリアルで足がぶるっちまった。

リアルヤンキーには勝てないよ・・・。

 

 

 

 

※当サイトはある人物の依頼により立ち上げました。当サイトに登場する人物や職場などはすべて架空のものですが、実在する人物に取材をし、その方の話をモデルにし、本人と特定できないように大幅に修正しております。

吉田ゴンザブローについて
老人アルバイター

昭和24年生まれ・団塊の世代、吉田ゴンザブローは今日も生きる、生き続ける。「老害」「死んでほしい」と言われようが絶対に引くことはない。『老人アルバイターは、夢はないが、ささやかな幸せがある!』この言葉を信じて、2つのアルバイトを掛けもちする。スーパー老人アルバイター(評論家)・吉田ゴンザブローはブログで生き様を発信し続けます!

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