吉田ゴンザブロー(老人アルバイター評論家)
昭和24年1月2日生まれ。73歳老人。シニア・団塊の世代を代表し「老人アルバイト列伝」を毎日発信している。サラリーマン時代は経理部長を務めていたが、現在はアルバイトを2つかけもつ下流老人。今日のテーマは、「昭和の男っぽい女教師 実はLGBTの問題だった」です。
昭和の男まさりの女教師は幸せだったのか?
老人アルバイター評論家・吉田ゴンザブローです。
今日はLGBTの問題について大いに語りたい。
俺の小学5年~6年生の担任で、大久保美恵子という先生がいたが、先日お亡くなりになられた。享年90歳。
その先生は、色黒で筋肉質、めちゃめちゃ気の強い女性。すぐに手が出るおそろしい女だった。
大久保先生の口癖は「私は男として生きている」、「男には負けない」、「女だからといって舐めていたらあえらい目にあうぞ!」だった。
最初は、男まさりというか、子供に舐められないために、「女を舐めるなよ!」と我々を威嚇しているものだと思っていた。
その後、俺がある程度大人になった頃、独身を貫いている大久保先生の生きざまを、教師としてすばらしいが、女性として幸せを掴めなかったのではないかと、少し同情のまなざしで見つめていた。
しかし、今となってみれば、それはとても甘い見方だったような気がする。
大久保先生は、女性として幸せを掴めなかったのではなく、自ら言うように「男として生きている」、つまり、心は男性だったのではないか。
つまり、性同一性障害ってやつですよ。
だから、「男まさり」ではなく、本当に「男」だったということ。
そう考えれば大久保先生は、男として幸せな人生を全うしたのかもしれない。
そもそも、人の人生を不幸だったとか、同情のまなざしで見つめるなんて、ひどい話だった。
人には人の人生がある。
73歳にして初めて気づいたよ。
大久保先生、ご冥福をお祈りいたします。
※当サイトはある人物の依頼により立ち上げました。当サイトに登場する人物や職場などはすべて架空のものですが、実在する人物に取材をし、その方の話をモデルにし、本人と特定できないように大幅に修正しております。
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