吉田ゴンザブロー(老人アルバイター評論家)
昭和24年1月2日生まれ。73歳老人。シニア・団塊の世代を代表し「老人アルバイト列伝」を毎日発信している。サラリーマン時代は経理部長を務めていたが、現在はアルバイトを2つかけもつ下流老人。今日のテーマは、「食後にところてんを出すラーメン屋が潰れた」です。
3年以内に7割は潰れるといわれるラーメン業界
老人アルバイター評論家・吉田ゴンザブローです。
コロナで、けっこう飲食店が潰れてしまった。
でも、コロナだけが原因だろうか。
そもそも潰れる運命というか、潰れて当然の店だってあるはずだ。
この前、うちの近所のたラーメン屋「猿太郎ラーメン」が潰れた。
オープンから5年くらいもったから、3年以内に7割が潰れる業界ということを鑑みて、まあ頑張ったほうだろう。
だが、俺は、オープン当初にその店で食べて、「この店すぐに潰れるなー」と感じた。
まず、開店当初からお客さんがいなかった。
しかし、そんなことどうでもいい。
そこは、誰が考えたのか、食後にところてんをサービスで出すことを売りにしていた。
「食後にところてんをサービスいたします!」と大きなPOPを張り付けていた。
なんでも、ところてんは食物繊維たっぷりで、脂肪や糖の吸収を抑える効果があるらしい。
これならラーメンを食べても、肥満やメタボのリスクを下げられると。
まあ、そういった差別化は大事だろう。
しかし、11:00、開店とともに入店し塩ラーメンを頼んだ俺に、やる気のなさそうなアルバイトのおばちゃんがこう言った。
「残念ながら、今日はところてん売り切れましたので出せません」
おいおい、「売り切れました・・・」ってまだ開店したばかりだぜ。
それに、別に頼んでもいない。
勝手にサービスすると言っといて、「残念ながら出せません」って舐めてない?
ラーメンの味は可もなく不可もない味で、店主のオジサンは愛想が悪く、気分を害した俺は二度と行かなくなった。
これは、すぐ潰れるなと。
よく5年ももったな。
だから、ある意味コロナって便利だよね。
「コロナのせいで・・・」って言えば、潰れた理由全部そこにもっていけるからね。
そう考えれば、ラーメン屋(麺ジャラスK)をオープンしてから10年以上奮闘している、元全日本プロレスの川田敏明さんは凄いよね!
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