コロナも悪いことばかりではない?

社会問題を語る

吉田ゴンザブロー(老人アルバイター評論家)

昭和24年1月2日生まれ。73歳老人。シニア・団塊の世代を代表し「老人アルバイト列伝」を毎日発信している。サラリーマン時代は経理部長を務めていたが、現在はアルバイトを2つかけもつ下流老人。今日のテーマは、「コロナも悪いことばかりではない?」です。

 

不謹慎かもしれないが、コロナは不利益ばかりじゃない

老人アルバイター評論家・吉田ゴンザブローです。

この国ではコロナはすでに終わった感がるけど、実際のところどうなんだろう。

コロナで亡くなった方や、後遺症の残った方、医療従事者など、コロナで大変な思いをされた方には不謹慎ながら、コロナも悪くはないと思う俺がいる。

なんなら一生コロナの時代でもいいななんて、まあ口には出さないが、心で思ったりする。

その理由の一つとして、へんなイベントが開催中止状態になっているからだ。

そう、嫌なイベントに行かなくて済むってわけ。

老人アルバイター仲間で、中本啓二(67歳)という男がいる。元クラブの専属歌手で、レコードも出している。持ち歌は「十勝辺境地/千々乱れて霧の中」とかいうわけのわからないタイトル。手売りで300枚くらいしか売れなかった可もなく不可もない曲だ。

中本は歌手で売れずに30歳で廃業。そば屋を開業するが、何年ももたずに閉店に追い込まれてる。その後はアルバイトをし続け、今は俺といっしょに弁当工場で働いている。

その中本だが、6月になると昔の歌手仲間を集めて、「カラオケコンサート」を開催する。それもスナックとかライブハウスで細々やるんじゃなくて、地元の文化ホールみたいなところを借りきって大々的にやるんだ。それも入場料は1,500円とけっして安くはない。

5年くらい前、俺は断れずに行ってしまったが最後、それから毎年誘われ行かざるをえなくなった。

けしてヘタではないものの、見たことも聞いたこともないジジイやババアの歌を2時間も聞いて楽しいわけがない。

おまけに打ち上げまでつきあわされちまう。

それが2020年のコロナ以来、イベントの自粛が続き今に至るんだけど、これがいつまでも続くわけはない。

来年あたり、また中本主催のコンサートが行われるんじゃないかと戦々恐々としている。

断ればいいじゃんって言われるが、気の弱い俺は押しの強い中本の誘いを断れずにいる。

頼むコロナ。

もう少し、自粛ムードでさせてくれ!

なんなら中本、コロナに感染して、逝っちゃってくれ!!!

 

※当サイトはある人物の依頼により立ち上げました。当サイトに登場する人物や職場などはすべて架空のものですが、実在する人物に取材をし、その方の話をモデルにし、本人と特定できないように大幅に修正しております。

吉田ゴンザブローについて
老人アルバイター

昭和24年生まれ・団塊の世代、吉田ゴンザブローは今日も生きる、生き続ける。「老害」「死んでほしい」と言われようが絶対に引くことはない。『老人アルバイターは、夢はないが、ささやかな幸せがある!』この言葉を信じて、2つのアルバイトを掛けもちする。スーパー老人アルバイター(評論家)・吉田ゴンザブローはブログで生き様を発信し続けます!

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