吉田ゴンザブロー(老人アルバイター評論家)
昭和24年1月2日生まれ。シニア・団塊の世代を代表し「老人アルバイト列伝」をときどき発信している。サラリーマン時代は経理部長を務めていたが、現在はアルバイトを2つかけもつ下流老人。気まぐれでブログ更新するのでよろぴこ!今日は「介護は風俗じゃない」です。
「介護職員はデリヘル嬢じゃない」by藤原るか
老人アルバイター評論家・吉田ゴンザブローです。
3年くらい前に、「介護ヘルパーはデリヘルじゃない 在宅の実態とハラスメント ・藤原るか(幻冬舎新書)」という本がヒツトした。
本の帯には「密室で、利用者が本能をむき出しに。そのとき、どうする?介護問題の対処法と解決法がわかる!」とある。
「利用者が本能むき出し」とは、つまりオムツ交換や入浴介助の際、ジジイが汚いおちんちんを勃起させているということだろう。
たしかに気持ち悪いな。
そんなジジイがいたら、すかさず100倍くらい点数を加算させて請求してやりゃーいんじゃねー。
いくら無意識に勃起したとはいえ、そんなもん相手にしてたらたまったもんじゃねーぜ。
無意識に勃起してしまうものはどうしようもないのか
最近、10年くらい前、いっしょにバイトしていた老人アルバイター仲間の一人が亡くなった。
加藤佳久、享年78歳。
そいつは、最期は老人ホームで1か月くらい過ごし看取られたんだ。
何度か面会に行って思ったんだが、まさに「介護デリヘル」状態だった。
そう、加藤は無意識なのか意識的なのかはわからないが、けっこうな頻度で勃起していたという。
加藤は会うたび、病気でたどたどしくなった言葉であるが、うれしそうにこう言っていた。
「いやー、介護の職員って、女の人でも平気で男のちんちん洗ってくれるんだよ。びっくりしたぜー!」
聞くと30代半ばくらいの女性職員の介護師がお風呂に入れてくれるらしい。
その都度、加藤は勃起していた。
加藤は脳梗塞になり、重度な片麻痺になったのだが、おちんちんの神経はしっかりと残っていたんだね。
それにしても、介護職員にすれば、とても迷惑な話だ。
しかし、勃つものは勃つ。
自分ではコントロールできないのも正直なところだ。
職員さんよ、もうじき亡くなるから許してあげてほしい。ていうか、もう亡くなったんだが。
ちまたの本屋では「エイジング」なんてコーナーがあって、老人はどう生きるかなんて、よけいなお世話な本がいっぱい出ている。
しかし、よく考えればおかしな話だ。
老人は、そのうち病気になって、そう遠くない将来に死ぬ。
どう生きるかもクソもないぜ。ほんまに。
だから、ここからは老人の戯言として流してほしいのだが、ちんこ勃ったくらい許してあげてくれないかい!
やばかったら、点数いっぱい加算して請求してくれよ。
いやいや、介護職員の皆様、本当に申し訳ございません。
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