老人アルバイター、サザンオールスターズの思い出

管理室から見える風景
吉田ゴンザブロー(老人アルバイター評論家)
昭和24年生まれの団塊の世代。シニア世代を代表し、老人アルバイターの特徴を分析。老人の「アルバイト列伝」を日々発信。某私立大学経済学部卒。中小食品メーカーに入社。部長職に上り詰めたが、定年退職手前で会社が事実上倒産。現在はとある事情から、スポーツクラブの会員専用駐車場と大手コンビニ弁当工場のダブルワーカー。「老害」とは言わせんぜ!

 

老人アルバイター評論家・吉田ゴンザブローです。

俺のバイト先のひとつ、スポーツクラブお客様専用駐車場の管理室では、毎日面白いことが起きている。

 

老人アルバイター、サザンオールスターズのコンサートへ行く。

2年くらい前、俺は縁あって、サザンオールスターズのドームツアーへ行った。

サザンは、それほど強烈なファンというわけではないが、「勝手にシンドバッド」を皮切りに、勢いで歌っていた初期の頃が好きで、初期3部作のLPレコードをすべてもっていた。

しかし、4枚目のアルバム「ステレオ太陽族」がいまいち好きになれなくて、俺の中でのサザンは、昭和56年で終わってしまう。

約40年ぶりのサザン。あまり期待していなかったが、それはそれは凄いステージで、圧当されてしまった。

 

・当たって砕けろ

・思い過ごしも恋のうち

・わすれじのレイド・バック

 

初期の曲もやってくれて、個人的にも多いに盛り上がり大満足!

 

 

サザン・ツアーTシャツを着るスポーツクラブの会員さんと大盛り上がり?

その数日後、事件が起こる。

バイト先のスポーツクラブの会員専用駐車場で、グッズ売り場で買ったと思われる、サザンのツアーTシャツを着た会員さんを見てしまった。

俺は、つい嬉しくて声をかけずにいられなかった。

 

「あ、サザン行ったんですか」

あー、Tシャツね。土曜日に行きました。

 

元警察官の江本さんだ。俺より少し若い世代。桑田佳祐と同じ年くらいじゃないかな。

 

「いやー、僕も行ったんですよ。古い曲もやってくれて最高でした。<当たって砕けろ>や<忘れじのレイド・バック>なんか聞いた時は、ホント泣きそうになりましたよ」

メンコメンコしてもらえると思いきや、江本さんは表情ひとつ変えず、すましている。

 

「江本さん、もっと盛り上がってくださいよー」

私、山下達郎のファンでして。ゴメンナサイ・・・。

 

江本はそう言って、そそくさと帰ってしまった。

 

まぎらわしいんだよ。山達のファンなら、サザンのツアーTシャツなんか着んなよー。

その後、3時間胸くそ悪かったわ。

 

※当サイトはある人物の依頼により立ち上げました。当サイトに登場する人物や職場などはすべて架空のものですが、実在する人物に取材をし、その方の話をモデルにし、本人と特定できないように大幅に修正しております。

 

 

 

 

 

 

吉田ゴンザブローについて
老人アルバイター

昭和24年生まれ・団塊の世代、吉田ゴンザブローは今日も生きる、生き続ける。「老害」「死んでほしい」と言われようが絶対に引くことはない。『老人アルバイターは、夢はないが、ささやかな幸せがある!』この言葉を信じて、2つのアルバイトを掛けもちする。スーパー老人アルバイター(評論家)・吉田ゴンザブローはブログで生き様を発信し続けます!

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