吉田ゴンザブロー(老人アルバイター評論家)
昭和24年1月2日生まれ。73歳老人。シニア・団塊の世代を代表し「老人アルバイト列伝」を毎日発信している。サラリーマン時代は経理部長を務めていたが、現在はアルバイトを2つかけもつ下流老人。今日のテーマは、「斎藤佑樹のユニクロのCM 情緒たっぷりでいいね!」です。
斎藤佑樹の生きざまに見るプロとアマチュアの違い
老人アルバイター評論家・吉田ゴンザブローです。
昨年、日ハムファイターズを引退した斎藤佑樹のCMが気になる。
ユニクロの廉価なヒット商品「感動パンツ」を購入するために、さっそうと自転車で来店する斎藤佑樹の姿に、今後の活躍の予感を感じすにはいられない。
そう、そこにあるのはアマチュアリズムである。
斎藤佑樹は、プロ野球選手の世界では落ちこぼれであるが、アマチュアの最高峰「甲子園球場」や「東京六大学野球」の界隈ではスーパースターだった。
アマチュアの「プロ」として、今後多くの需要があるのは間違いない。
講演、コメンテーター、大学職員、悩み相談など、食うに困ることなどないだろう。
アマチュアは「結果」がともなわなくとも、「情緒」という逃げ道がある。
挫折、涙、友情、熱い絆といった世界観にまみれ、ファンのハンカチが乾くことなどありえまい。
東京六大学野球の先輩で、同じくドラフト1位で指名されたものの、全くふるわなかった先輩に長嶋一茂がいる。
スタイルは違えど、同じくらいの活躍を見せることだろう。
元ミュージシャンが多い 老人アルバイター
老人アルバイターで、売れなかったが、元ミュージシャンとか元役者とか、元ダンサーなどは意外に多い。
一瞬、プロとしてデビューできたものの、けっきょく売れず、志半ばで挫折した「元アーティスト」は、世界じゅう腐るほどいるだろう。
夢はかなったが、成功できなかった・・・。
これをアマチュアの「プロ」っていうんだよね。
老人アルバイターの柴野雄二(67歳)は、元ロックバンドのボーカルで、メジャーデビューして、3曲レコードを出してクビになった男。
「セクシャルバイオレットNO1」で有名な桑名正博と知り合いだというのが、柴野の自慢だが、誰も聞いちゃくれない。
けっきょく、売れない「プロ」は本当のプロではない。
これを「アマチュアのプロ」っていうんだ。
本当は実力があるけど、売れなかったってのは、何にも自慢にならない。
ただの、プロ並みの趣味をお持ちの方に過ぎない。
しかし、先述した斎藤佑樹じゃないけど、アマチュアには「情緒」という逃げ道がある。
「若いころ頑張ったんだよ、俺」ってことだけで、後の人生を生きられるなら、それはそれで、幸せなのかもしれない。
※当サイトはある人物の依頼により立ち上げました。当サイトに登場する人物や職場などはすべて架空のものですが、実在する人物に取材をし、その方の話をモデルにし、本人と特定できないように大幅に修正しております。
コメント