吉田ゴンザブロー(老人アルバイター評論家)
昭和24年生まれの団塊の世代。シニア世代を代表し、老人アルバイターの特徴を分析。老人の「アルバイト列伝」を日々発信。某私立大学経済学部卒。中小食品メーカーに入社。部長職に上り詰めたが、定年退職手前で会社が事実上倒産。現在はとある事情から、スポーツクラブの会員専用駐車場と大手コンビニ弁当工場のダブルワーカー。「老害」とは言わせんぜ!
サンタクロースのコスプレのアルバイトで悲劇
昔、派遣のバイトで、スーパーの店内でサンタクロースに扮する仕事をやったことがある。
11:00〜17:00まで、サンタクロースのかっこうをして、店舗を隈なく歩く仕事。日給は1万5千円。まあまあな待遇だった。
そこで悲劇が起こる。
俺は変質者と間違えられ、店長に通報がきてしまったのだ。
「気持ち悪いお爺さんがいる」と。
その後、画用紙に「サンタクロースです!」と書いて、それを持つて歩くよう命じられた。
自らサンタクロースであることを名乗る、サンタクロース。
まるで「アホ」と名乗るアホの坂田(利夫)じゃねーか。
サンタクロースレディ達と同部屋はきつい
この日はさんざんな一日だった。
いっしょに来ていた、サンタクロースレディとかいう女2人組と、控室がいっしょだった。
地方のモデルクラブに所属しているちんけなやつらだったが、とても態度が悪く、俺のことはオール無視。タバコをふかしながら、合コンやら、SEXやらの話を延々していた。
一部からんで仕事をすることがあったが、終始、俺を見下した態度は最後まで変わらなかった。
サンタのかっこうをして、店内をうろつくだけと高を括っていたが、甘かった。
まさか子供から蹴られたり、ちんちんを触られたりするとは思ってもいなかったからだ。
バイきんぐ小峠の気持ちがわかったよ。
なんて日だ!
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