吉田ゴンザブロー(老人アルバイター評論家)
昭和24年1月2日生まれ。シニア・団塊の世代を代表し「老人アルバイト伝説」を毎日発信している。サラリーマン時代はは経理部長を務めていたが、現在はアルバイトを2つかけもつ下流老人。今日のテーマは「老人アルバイターの話題はワクチン接種のことばかり」です。生きたくない、でも死にたくない。
最近持ち切りの話題は「ワクチン接種」
老人アルバイター評論家・吉田ゴンザブローです。
最近、老人アルバイターの話題ははワクチン接種のことばかり。
もうすでに接種が終わったという老人アルバイターもいるが、まだほとんどが、予約すら終わっていない。
予約の仕方がわからないとか、娘にやってもらわなきゃできないとかいうバカジジイがほとんどだが、俺も含め、みんなまだまだ長生きしたいということなんだね。
ワクチンを打つという前提で話しているんだから。
若い頃から好き放題生きてたくせに、人生の晩年になっても、まだ死生観があやふやなジジイ達がほとんどだ。
しょせん人間なんてそんなもんだろう。
けっきょくは、ただ歳をとり、何の目標もなく、だらだらと生きているだけなのかもしれないね。
そんな中、超絶すごいジイサンがいた。
中山繁治(72歳)。
こいつは、俺と同じ72歳なのに、今まで病気をしたことが一度もない。いや、それどころか、生まれて一度も薬を飲んだことがないという男なのだ。
ワクチンをぜったいに打ちたくない老人 その理由とは
中山は俺と同じくダブルワークをやっているドラマティックタフガイなジジイなのだが、その時間がハンパない。
夜は俺と同じ弁当工場で朝まで働いて、クルマで仮眠をとってから、ガードマンの仕事をしている。
1年365日、働き詰めている変人だ。
おまけに、アパート業もやっているから、ダブルワークどころかトリプルワーク。
年収は年金を含めて700万というから驚きだ。何に使っているか聞いてもぜったいに教えてくれない。
中山が凄いのは、先述したが、72歳になるまでに1度も薬を飲んだことがないということだ。
「俺は、胃薬もかぜ薬も一度も飲んだことがない。ていうか、人生で具合悪くなったことがないから、病気の人の気持ちが全くわからないんだ」といつも言っている。
なんとも保険会社泣かせの男である。
「だから、俺、ワクチンは打ちたくないんだよ。嫁には打つようにうるさく言われているんだけれど、本当は打ちたくない。生まれて一度も薬を飲んだことのない人間がワクチンなんか接種したら、それこそ体がびっくりして死ぬんじゃないべかって思うんだよ」
いやー、色んなヤツがいるよ。
いつか、山中にいつまでバイトを続けるのか聞いたことがある。
「バイト中に、体が動かなくなるその瞬間まで働くよ。もちろん首にならなければの話だけどね」と笑いながら語っていたのが印象的だ。
しかし、それも不思議なことじゃないかもしれない。72歳といえば、ボスこと矢沢永吉と同い年だ。
ボスは、いまでも、バリバリ現役でロック(ボスはウヮックって発音するよね)をやり続けている。
動けなくなるまで働く。
これこそが、理想的な死生観なのかもしれない。
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