小松の親分と言われている老人アルバイター

老人アルバイター「ゆかいな仲間達」

吉田ゴンザブロー(老人アルバイター評論家)

昭和24年1月2日生まれ。73歳老人。シニア・団塊の世代を代表し「老人アルバイト列伝」を毎日発信している。サラリーマン時代は経理部長を務めていたが、現在はアルバイトを2つかけもつ下流老人。今日のテーマは、「小松の親分と言われている老人アルバイター」です。

 

「名前負け」って言葉 芯食い過ぎてる時あるよね

老人アルバイター評論家・吉田ゴンザブローです。

俺のバイト先のひとつ、王手コンビニの弁当工場は、この世の吹き溜まりだ。

たぶんだが、俺も含めてしょーもない人間ばかりだ。

そして、工場にいる人間の中に仕事に充実感や誇りをもっているヤツは一人もいない。

俺はパスタを茹でる部署に相当な期間長い働いているから、今でこそリーダー各として働かせてもらっているが、入社直後には、オドオドと遠慮がちな態度だったと思う。

俺が入ったその日、上司である社員が「吉田さんの教育係は、小松の親分さんです」と言った。

小松の親分さん?

「見ごろ食べごろ笑いごろ」か。

まあどうでもいいが、親分というからいかついおじさんが出てくると思いきや、150cmくらいで、声の異様に高い、箸にも棒にもかからない60がらみの初老のおじさんだった。

小松政夫の「小松の親分」からとったらしく、気が付けばバイトのみんなから「親分」と呼ばれるようになったとのこと。

しかし、親分の要素ゼロで、本人は少し気に病んでいた。

「本当は親分と呼ばれたくないんだ・・・。そんな柄じゃないし。」

だれもお前のことを親分だと思ってねーよ。

小松は高校を出てから、道東の観光地にある小さなホテルのフロントで働いていたが、50歳でリストラにあい、弁当工場で10年以上パスタを茹でていた。

こいつの話は感動的なくらいつまらなく、ホテルのフロントで暴力団風の男に怒鳴られたというエピソードを何の抑揚もつけずに語ることに生きがいを感じるようなバカ男。

「お、おれ、やくざに怒鳴られてさー」

だからなんだよ。。。

その小松だが、俺が、パスタの業務について半年くらいした頃、バイトを辞めてしまった。

「警備員になります」とのことだったが、10年間パスタを茹でて警備員とは・・・

地獄のエリートコースを歩んでいく老人アルバイター。

警備会社でも「小松の親分」って言われることを祈るよ。

 

 

 

※当サイトはある人物の依頼により立ち上げました。当サイトに登場する人物や職場などはすべて架空のものですが、実在する人物に取材をし、その方の話をモデルにし、本人と特定できないように大幅に修正しております。

 

吉田ゴンザブローについて
老人アルバイター

昭和24年生まれ・団塊の世代、吉田ゴンザブローは今日も生きる、生き続ける。「老害」「死んでほしい」と言われようが絶対に引くことはない。『老人アルバイターは、夢はないが、ささやかな幸せがある!』この言葉を信じて、2つのアルバイトを掛けもちする。スーパー老人アルバイター(評論家)・吉田ゴンザブローはブログで生き様を発信し続けます!

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