吉田ゴンザブロー(老人アルバイター評論家)
昭和24年生まれの団塊の世代。シニア世代を代表し、老人の「アルバイト列伝」を日々発信。某私立大学経済学部卒。中小食品メーカーに入社。部長職に上り詰めたが、定年退職手前で会社が事実上倒産。現在はとある事情から、スポーツクラブの会員専用駐車場と大手コンビニ弁当工場のダブルワーカー。今日のテーマは「露出狂の老人 会社をクビになっても治らない性癖」です。
異常な性癖をカミングアウトした老人アルバイター
老人アルバイター評論家・吉田ゴンザブローです。
ひとえに老人アルバイターといっても、様々な人間がいる。
性癖ひとつとっても多種多様である。
もう7年くらい前だが、いっしょにバイトしていた同年代の老人アルバイターは、驚愕の事実をカミングアウトしてくれた。
山本学(当時65歳)。
ヤツは他県某市の卸売市場で役員をやっていたらしい。次期社長候補とも言われていた。
そんな男が、とある事件で解雇されたという。
とある事件とは、露出事件。
そう、外で男性自身を出して捕まってしまったのである。
「45歳くらいからです。なぜか知らないけれど、女子高生の前でおちんちんを出したくなる衝動にかられるようになりました」
最初は、クルマの中で下半身裸になって、女子校の校門の前に停車しているだけだったが、だんだんエスカレートしていく。
逮捕されても露出狂は治らない 「一生つきあっていく病気です」
そのうち、その衝動は抑えられなくなってしまう。
女子校生の下校時に、待ちかまえて下半身を露出することが増えた。そんなことが何回か続いた後、通報され現行犯逮捕されてしまう。
「初回だったので、執行猶予ですみましたが、会社は解雇になりました。中途半端な田舎だったので、土地にはいられなくなり、実家のある北海道に逃れて今に至ります」
その後離婚。子供は母親がひきとった。
「すべてを失いました。しかし、あれほどの目にあったのに、この性癖は治らないのです。アルコール依存症の方といっしょで、日々露出狂を抑えているといった感じですね」
恐るべし「性癖」である。
しかし、その後は一度も露出はしていないようだ。
山本は7年位前、定職がみつかったということで、バイトを辞めてしまった。
その後の消息はわからない。
ただただ無事を祈るばかりである。
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