吉田ゴンザブロー(老人アルバイター評論家)
昭和24年1月2日生まれ。シニア・団塊の世代を代表し「老人アルバイト伝説」を毎日発信している。サラリーマン時代はは経理部長を務めていたが、現在はアルバイトを2つかけもつ下流老人。今日のテーマは「雨が降ったと大騒ぎする老人アルバイターはバカである」です。けっきょく老人は全く進歩しません。
バスを待ち切れない老人はみっともない
老人アルバイター評論家・吉田ゴンザブローです。
クルマを走らせていると、バスを待っている老人が、目いっぱい歩道の端に立ち、待ちきれない表情で、バスがくる方向を眺めている光景によくぶち当たる。
なんだ、あれ。
ムカつくんだよ。お前、歩道から落ちるぞ。
よほど、冬の大雪の時ならわかるが、今時、それほどバスが遅れることはない。
それなのに、老人達は待ちきれない。
やることがないんだから、大人しくバスを待ってやがれと俺は思うんだけどどうだろう。
自分でコントロールできないことは、ある程度受け入れられるのが老人のいいところではないのか。
その日の天気で一喜一憂する老人アルバイターはバカ
あと、その日の天気を、いちいち大騒ぎして、一喜一憂する老人もムカつくね。
俺のバイト先のひとつ、スポーツクラブのお客様専用駐車場は基本立体駐車場なのだが、一部青空駐車場になっているので、外で働くこともままある。
だから、雨は降らないにこしたことはない。
そこで、雨が降るとか降らないとかで、いちいちうるさいジジイが出てくる。
加藤定吉(65歳)がそうだ。
こいつは朝から、天気の話しかしない。
「いやー、雲行きが怪しくなってきたから、昼から雨ふるんでないかい」
「雨降ってきたよ。天気予報では雨は降らないはずだったのによー」
そんな感じで大騒ぎしている。
老人達は、長い人生で、「人生は思い通りにはならない」ということをイヤと言うほどわかっているはずなのだが、なぜか天気のことになると、受け入れることができなくなる。
俺は、「うるせーよ。雨降ったら降ったでしょうがねーだろー」とバカにした口調で応えることにしている。
体全体で、「お前はアホか・・・」ってかんじを醸し出すことにしている。
繰り返すが、人生は思い通りにいかない。
しかし、それでも生きていかなければならない辛さを乗り越えてきたのが我々ジジイじゃないのか。
件の加藤は、水道工事の請負業者をやっていたが、10年くらい前大幅に仕事を失い、1千万以上の借金をして廃業。今でも返しきれず、数時間に1回の頻度で借金の催促の電話がきて、謝りたおしている。
それこそ、毎日嵐のど真ん中で生き抜いている男が、少しの雨くらいで騒ぐんじゃねーよ。
雨が降ろうが、バスが遅れようが、それがどうした。
残り少ない人生、のんびり行こうじゃあーりませんか!
駐車場の管理室にて。
※当サイトはある人物の依頼により立ち上げました。当サイトに登場する人物や職場などはすべて架空のものですが、実在する人物に取材をし、その方の話をモデルにし、本人と特定できないように大幅に修正しております。
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