吉田ゴンザブロー(老人アルバイター評論家)
昭和24年1月2日生まれ。シニア・団塊の世代を代表し「老人アルバイト伝説」を毎日発信している。サラリーマン時代はは経理部長を務めていたが、現在はアルバイトを2つかけもつ下流老人。今日のテーマは「悔いのない人生がバカすぎる老人アルバイターの話」です。今日はいい天気(笑)。
血を吐き、バイトを休んだ老人アルバイター
老人アルバイター評論家・吉田ゴンザブローです。
先週、老人アルバイター仲間の大河内豊(69歳)が血を吐いてバイトを休んだ。
大河内は、大手ゼネコンで、経理部門の責任者をやっていたが、定年間際で横領で解雇になったという強者で、最近は俺のバイト先のひとつ弁当工場でバイトしている。
その大河内が病気で倒れた。
吐き気がしてトイレで吐いたら、それが全て血だったという。
「もう死んだと思ったよ。末期のがんだと思ったら、食道に胃液の塊がくっついて、突き破ったんだって」
3日入院して、症状は改善したらしい。
一命を取り留めた大河内は、大きく人生観が変わった。
「残された人生、悔いのない人生を送りたいと思います!」
ヤツは、声高らかにそう宣言したのである。
悔いのない人生を送りたい・・・
悔いのない人生を送りたいと宣言した大河内に、俺は質問を投げかけた。
『お前は、残りの人生何をしたい?』
生死をさまよい、生き延びた初老の男が絞り出した回答は、予想を翻し、実にくだらないものだった。
「ちんちんが勃たなくなるまで、いっぱいSEX・オナニーをしたい!」
ああ、悔いのない人生・・・。
あまりにも次元の低い回答にあきれるしかなかったが、人生なんてしょせんそんなものかもしれないね。
日々の人生たんたんと生きる。
これほど素晴らしいこともないかもしれない。
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