吉田ゴンザブロー(老人アルバイター評論家)
昭和24年1月2日生まれ。シニア・団塊の世代を代表し「老人アルバイト伝説」を毎日発信している。サラリーマン時代はは経理部長を務めていたが、現在はアルバイトを2つかけもつ下流老人。今日のテーマは「年取るとそばを打ちたがるのはなぜか 老人アルバイターが解析する」です。
働くことの重要性を説いた村西監督
老人アルバイター評論家・吉田ゴンザブローです。
年取ると、なぜかそば打ちいたがるヤツ多いよね。
あれなんだろう。
老人アルバイター仲間の中村重次(67歳)は、「旭町そばの会」とかいうよくわからんサークル活動をしている。
なんでも、地元から60㌔離れた田舎に、空き家と畑を借りて、そばのタネを植えて、それを育て、収穫する。そして、最後はそば打ちしてみんなで食べるという、にわか自給自足生活を送るという活動をしている。
河村通夫もまっ青のサークルなんだけど、これの代表をやっているのが、かの中村だ。
その間、やることもないのに、その空き家に会員で集まり酒盛りをやったりしている。
一度、中村に呼ばれ、そばの会の活動に参加したことがある。
その日は雨で、畑仕事ができず、ただ空き家で酒を飲むだけの一日になってしまった。
メンバーの平均年齢は、なんと72歳。しょーもないジジイばかりだったのだが、みんなでそばの話で盛り上がるかと思っていたものの、どいつもこいつも現役時代の役職や職位にこだわり、当時の仕事の自慢ばかりして、実にくだらない飲み会だった。
それ以来、中村は俺をそばの会の仲間にしようと、しつこくさそってきたが、いっさい関わらなかった。
そもそも、そばを育てて、打って、最後に食って何が面白いのだろうか。
俺は全然その気持ちがわからない。
それに、老人になるとみんなそばを食いたがる。
それは健康にいいと思っているからなんだろうが、そばばかり食っていたからって健康を維持できるとも思えない。
カーデガンを着てそばを愛好するようになったら、人間は終わりだと俺は考える。
余談だが、中村は歩くのがめちゃめちゃ遅くて、見ていて腹が立つ。
※当サイトはある人物の依頼により立ち上げました。当サイトに登場する人物や職場などはすべて架空のものですが、実在する人物に取材をし、その方の話をモデルにし、本人と特定できないように大幅に修正しております。
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