吉田ゴンザブロー(老人アルバイター評論家)
昭和24年1月2日生まれ。73歳老人。シニア・団塊の世代を代表し「老人アルバイト列伝」を毎日発信している。サラリーマン時代は経理部長を務めていたが、現在はアルバイトを2つかけもつ下流老人。今日のテーマは、「もったいないお化けを信じる老人アルバイター」です。
マスクを長期間使い続ける老人アルバイターの話
老人アルバイター評論家・吉田ゴンザブローです。
そういや、もう40年くらい前に「もったいないお化け」なんて公共広告機構のCMあったね。
モノを大事にすることはいいことだけど、度が過ぎるとそれは害悪でしかない。
老人アルバイター仲間の村上文二(67歳)は超のつくドケチ。
もうマスクなんて穿いて捨てるほどあるのに、いまだにひと月に一度しか取り替えない。
その理由は「もったいない」から。
村上のマスクはいつもボロボロで、みっともないったらありゃしない。
それだけじゃない。
いつか村上の家に遊びに行ったら、リンゴを剥いてくれたんだけど、ボケたぱさっぱさのリンゴだった。
どうも、半年前に買ったものらしいんだけど、俺が食わないのを見て、少し気分を害したようだ。
「りんご食べないのかい?」
いやー、悪いけど、このリンゴぼけすぎじゃない?
「そうか、じゃー、残していいよ。鳥の餌にするから」
そう言うと、村上は俺の残したリンゴを細かく切り刻んで、飼っているインコの鳥かごに入れたんだ。
鳥の餌にするようなものを客に出すっておかしくない?
極めつけは、石鹸の使い方だ。
村上は、手を洗う時めったに石鹸を使わない。
目に見えて汚い時以外は水で洗うことにしているという。
おしっこの時は水だけ、うんこの時は石鹸使うみたいな。
バカじゃねーか。
そのくせ、けっこう無駄遣いは激しい。
月に一度、風俗に通っているんだ。
まあ、その資金を貯めるために節約しているというなら、よしとしよう!
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