吉田ゴンザブロー(老人アルバイター評論家)
昭和24年生まれの団塊の世代。シニア世代を代表し、老人アルバイターの特徴を分析。老人の「アルバイト列伝」を日々発信。某私立大学経済学部卒。中小食品メーカーに入社。部長職に上り詰めたが、定年退職手前で会社が事実上倒産。現在はとある事情から、スポーツクラブの会員専用駐車場と大手コンビニ弁当工場のダブルワーカー。「老害」とは言わせんぜ!
老人アルバイター評論家。吉田ゴンザブローです。
日々、老人アルバイターの現場での出来事を発信しております。
大企業の元管理職の老人アルバイターはマウントしがち
大手流通企業の元取締役。大手通信企業の元人事部長。大物政治家に献金していたことで有名な会社の元専務。大手コンビニエンスストアーの営業部門の元部長。高等学校の元校長。
こんなヤツらと、何度もバイト先で遭遇した。
暇つぶしにバイトに来るのはいいんだけれど、こいつらは本当に態度がでかい。人に不快感を与えるんだよ。
入った当初は殊勝な態度をしている。「よろしくお願いします」と。
その後、「あなたの前職は?」と聞いてきて、自分より「格下」と判断したら、態度が豹変する。
2日目から、あいさつが、「あぉー!」に変わるんだ。
そして、「この会社のやり方はおかしい」など、バイト先の経営方針についてディすり始める。
しまいには、「格下」の老人アルバイターをつかまえて、「仕事ってやつは、そういうもんじゃねーんだよ」と説教しだす。
マウントしたがる老人アルバイターへの対処方法は?
これじゃあ、周りとの軋轢はひどくなるよね。誰も近寄らなくなる。
旦那が外でこのような態度をしていることを、奥さんはどう思っているのだろうか。
老人アルバイターの阪本順三(67)は大手通信企業の元人事部長。取締役にまで上り詰めた。
阪本の口癖は、「俺が人事部長の頃は・・・」だった。
「俺が人事部長だったら、あんなヤツを使わない」などしょっちゅう言っていた。
あからさまに人を見下した態度をしていた。
しかし、いちいち正論で太刀打ちできない。
何とかとっちめたかったが、俺は小心者なので、面と向かって何もできなかった。
苦し紛れに、阪本の休みの日に、何度か、長年患っている水虫を阪本の上履きにこすりつけてやった。
1ヵ月くらい後、阪本は「かゆい、かゆい」と言っていたので、うつったんだろう(笑)。ざまーみろ。
阪本はその後、1年半ほどバイトをやっていたが、高血圧でやめてしまった。もう2度と会いたくないし、できれば、死んでほしい。
このように、マウントをしたがる老人について、書かれた書籍「定年前、しなくていい5つのこと(著:大江英樹・光文社新書)」を見つけたので、一部引用して今回は終わりたい。
「マウンティングおやじ」とはいったい何か?
地域活動をスムーズにできるようになるためのルール、それはたったひとつしかありません。それはひたすら自分を主張せず、謙虚にすることです。
ところが、サラリーマン、特に大企業で管理職をやっていた人には、これが難しいのです。
(略)
数年前から「マウンティング」という言葉が話題になっています。
(略)
人間関係において「自分のほうが優位だ」ということを誇示したいという気持ちの強い人が、そのことをアピールしたがる言動を「マウンティング」と言うのです。
そして定年退職した男性は、人が集まる地域コミュニティにおいては、そんな「マウンティングおやじ」になりがちです。
(略)
それでも、会社に在籍している間はまだいいでしょう。なぜならそんなおじさんも立場上一応上司ですから、部下は面倒だと思ってもウンチクに付き合ったり、昔の仕事の手柄話を聞いてあげたりします。なにしろ日本の若者はとても優しいのです。
わかりましたか?
元大企業の管理職のみなさん。この本読んで、よく勉強しましょう!
ではでは。
※当サイトはある人物の依頼により立ち上げました。当サイトに登場する人物や職場などはすべて架空のものですが、実在する人物に取材をし、その方の話をモデルにし、本人と特定できないように大幅に修正しております。
コメント