老人アルバイターはなぜ「新婚さんいらっしゃい!」を好むのか?

老人アルバイター「老害列伝」
吉田ゴンザブロー(老人アルバイター評論家)
昭和24年生まれの団塊の世代。シニア世代を代表し、老人の「アルバイト列伝」を日々発信。某私立大学経済学部卒。中小食品メーカーに入社。部長職に上り詰めたが、定年退職手前で会社が事実上倒産。現在はとある事情から、スポーツクラブの会員専用駐車場と大手コンビニ弁当工場のダブルワーカー。今日のテーマは「老人アルバイターはなぜ「新婚さんいらっしゃい!」を好むのか?」です。

 

老人アルバイターのカリスマ 桂文枝師匠

老人アルバイターは、桂文枝師匠が大好きだ。

バイト仲間の神部英明(67歳)もその一人。

神部は、大手流通企業の元取締役で、人事部門の部長をやっていた。

ヤツと会えば必ずといっていいほど、「サニーは面白い」「芸人の中でサニーが一番好き」と口癖のように言っていた。そう、自他ともに認めるサニー信者。

サニーとは、「ヤングOH!OH !」や「ヤングタウン」のMCをやっていた、若き日の桂三枝の二ックネーム。

番組内で作られたユニット・「SOS」とは、サニー&オオサカ・スペシャルの略であり、文枝師匠の信者でなければこの呼び名は使わない。

 

老人アルバイター 「新婚さんいらっしゃい!」を好きなヤツが多い理由

神部は月曜日にバイト先で会うと、必ず前日放映された「新婚さんいらっしゃい!」の話をしてくれる。

俺にしてみりゃ、何がそんなに面白いのかわからない。

しかも、桂文枝はそんなに好きじゃない。例のスキャンダルは最低だと思ったし、全く笑いで返すことなく、泣いてばかりの会見を見て好感をもてなかった。

それにしても、「新婚さんいらっしゃい!」を見ている老人アルバイターは意外に多い。

なぜか?

色々考えてみたが、そこには一つの共通点があった。

「いらっしゃい!」ファンの大半は、大企業の管理職経験者なのだ。

あくまで想像だが、以下のメカニズムが働いていると考えている。

サニー(文枝)が自分。つまり、部長などの上席の立ち位置。

山瀬まみが美人秘書。

新婚さんが、自分の配下にいる若い社員だ。

そこに感情を移入させているんじゃないか。

あれを見て、若手から相談を受けてよきアドバイスをしていた頃の自分を思い出し、いい気持になっているんだ。

だとしたら、気持ち悪い世界だよね。文枝を自分に見立ててバーチャル管理職を楽しんでいる。

まあ、自分の中だけでのファンタジーなら、文句は言わんが、たいていこういうヤツは横柄でマウンティングしがちなヤツが多い。経験上間違いない。

とりあえず、文枝師匠をサニーって呼ぶやつは、嫌なヤツが多いから要注意だよ。

 

※当サイトはある人物の依頼により立ち上げました。当サイトに登場する人物や職場などはすべて架空のものですが、実在する人物に取材をし、その方の話をモデルにし、本人と特定できないように大幅に修正しております。

吉田ゴンザブローについて
老人アルバイター

昭和24年生まれ・団塊の世代、吉田ゴンザブローは今日も生きる、生き続ける。「老害」「死んでほしい」と言われようが絶対に引くことはない。『老人アルバイターは、夢はないが、ささやかな幸せがある!』この言葉を信じて、2つのアルバイトを掛けもちする。スーパー老人アルバイター(評論家)・吉田ゴンザブローはブログで生き様を発信し続けます!

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