吉田ゴンザブロー
老人アルバイター評論家。昭和24年生まれの団塊の世代。老人アルバイターの特徴を解説し、それを通じて世相を鑑みる「愛の語り部」。某私立大学経済学部卒。中小食品メーカーに入社。部長職に上り詰めたが、定年退職手前で会社が事実上倒産。現在はとある事情から、スポーツクラブの会員専用駐車場と大手コンビニ弁当工場のダブルワーカー。彼こそが、真の老人アルバイターであり、自他ともに認める人格者でもある。「老害」「死んでほしい」とさげすまされても、けっして引かない姿勢が信条。(写真はイメージ)
老人アルバイター評論家の吉田ゴンザブローです。
スタン・ハンセンと同い年の、昭和24年生まれだ。
さて、老人アルバイターと健康問題を語ってきたが、「わきが」ってのもけっこう問題だ。
まあ、ちょっと健康問題とずれちゃうかもしれないけど、どうかつきあってほしい。
あれは、俺が老人アルバイターになりたての頃だから、かれこれ10年くらい前の話になる。
仕事場所は某運送会社の倉庫。派遣アルバイトでお中元の仕分けのアルバイトをやっていた。
夏の倉庫は暑い。35°はゆうに超える。しかし、同じ派遣会社から来た、クルミザワ(62)は秋物のジャンパーをはおっていた。
「暑くないのかい?あんた」俺はたずねた。
『暑いですがー・・・。』クルミザワは歯切れが悪い。
その時、俺は虚をつかれたようにオエッとなってしまった。
そう、クルミザワの体臭が異様にくさかったからである。
クルミザワはキョーレツなわきがだったのだ。
『わきががバレるとみんなに嫌われるから、隠すためにジャンパーをはおっておくよう妻に言われてるんです。』
しかし、その努力むなしく、逆に蒸れててニオイはさらに増し、派遣仲間だけでなく、派遣先の社員からも総スカンをくらってしまう。怒った社員は派遣会社に通報。クルミザワは4日でその現場を切られてしまった。
わきがで失職・・・、なんてことがあるから、みなさんくれぐれも気を付けて!
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