吉田ゴンザブロー(老人アルバイター評論家)
昭和24年生まれの団塊の世代。シニア世代を代表し、老人アルバイターの特徴を分析。老人の「アルバイト列伝」を日々発信。某私立大学経済学部卒。中小食品メーカーに入社。部長職に上り詰めたが、定年退職手前で会社が事実上倒産。現在はとある事情から、スポーツクラブの会員専用駐車場と大手コンビニ弁当工場のダブルワーカー。「老害」とは言わせんぜ!
老人アルバイター評論家・吉田ゴンザブローです。
昭和24年生まれ、団塊の世代。今年で72歳になった。
この歳になってまで、アルバイト2つをかけもつ、しがない老人アルバイターだ。
パーキンソン病になった同期の男
先日、会社員時代の友達を見舞った。
病名は「パーキンソン病」。
大変な病気だ。厚生労働省の指定難病である。
会うのは3年ぶりだ。
奥さんから「今日は、比較的元気なんで、遊びにきませんか」と言われて、夜までバイトがなかったので遊びに行くことにした。
男の名は、神山修司。俺とほぼ同期入社だ。
36歳で、パーキンソン病を発症したが、薬で何とか抑えながら仕事をしていた。
徐々に病状は進み、俺が退職する5年前に、体調不良を理由に辞めてしまった。取締役候補と言われていたキレ者だっただけに、残念でならない。
元気な限り、バカなことを言い続けたい
神山のパーキンソン病の病状は、かなりヤバいところまできている。
「比較的元気」とはいえ、すでにヤール度(重症度)は5まできていた。
声は震え、奥さんの「通訳」なしでは、意味がわからない。
この病気は、いわゆるON時とOFF時で体調は著しく変わってくる。
病気が進行すると、ON時(薬が効いている時間)がほとんどなくなる。
神山は、普段ほとんど、ベッドの上にいるらしい。
とても、見ていられなかった。
俺は二つのバイトをかけもつ「下級老人」であり、過酷な環境にありながらも、日々、老人アルバイターどうしで猥談などを楽しんでいる。
幸せとは言い難いが、なんだかんだいって楽しくもある。
俺は、心に誓った。元気な限り、バカなことを言い続けよう。神山のぶんもね。
毎日、オナニー、SEX、ちんちん、まんちょ、TENGA、なんてくだらない話を老人どうしで楽しんでやるよ。
雪の多い川添えの街で。
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