吉田ゴンザブロー
老人アルバイター評論家。昭和24年生まれ。老人アルバイターの生態を解析し、世の中をぶった斬っている。某私立大学経済学部卒。中小食品メーカーに入社。部長職に上り詰めたが、定年退職手前で会社が事実上倒産。現在はとある事情から、スポーツクラブの会員専用駐車場と大手コンビニ弁当工場のダブルワーカー。彼こそが、真の老人アルバイターであり、自他ともに認める人格者でもある。(写真はイメージ)
老人アルバイター評論家の吉田ゴンザブローだ。
残暑見舞い申し上げる。
会社を定年退職して、家でゴロゴロしているご同輩。いいかげんそんな生活から抜け出さないか。
老齢年金だけでじゅうぶん生活できている?
まあ、そういう人もいるかもしれない。しかし、俺は何も金のことばかり言っているわけではない。
心の問題なんだよ。家にいても、せいぜいテレビを見て、しこって寝るだけだろう。精神衛生上よくない。
ゴルフで忙しい?
このクソがぁー。どうせ昔の同僚とまわって、その後昔の行きつけの場末のスナックなんか行って、とうの立ったママから「部長さん」なんて呼ばれて自尊心保ってるんじゃ情けない。今のあんたは「部長」ではなくて、「ジジイ」なんだよ。現実をみきわめろ!
しかも、今の老齢年金は、63歳や64歳になってちょこっと貰えるくらいで、満額の年金を受給できるのは65歳だろう。生活できてるっていったってたかだか知れている。
見栄をはってないで、今すぐアルバイト情報誌を買ってきて電話しまくれ!今はありがたいことに「60歳以上限定」のアルバイト情報誌もあるぞ。
老人アルバイターではないが、ややこしいのが、65歳をとうに過ぎているのに会社で名誉職なんかについてるやつ。顧問だの相談役になって、何もしないで会社にしがみついている輩。若い奴は迷惑してるぞ。あんたら辞めたら社員は何人も雇えるんだ。
若いひとに迷惑かけちゃいけねー。その一歩が「老人アルバイター」という定位置をつかむこと。
それを俺が理解できたのは、会社を辞めて5年以上すぎてからだ。
さあ、アルバイト情報誌を買いに行け!ハローワークへ駈け込んでいけ!
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