吉田ゴンザブロー
老人アルバイター評論家。昭和24年生まれ。老人アルバイターの生態を解析し、世の中をぶった斬っている。某私立大学経済学部卒。中小食品メーカーに入社。部長職に上り詰めたが、定年退職手前で会社が事実上倒産。現在はとある事情から、スポーツクラブの会員専用駐車場と大手コンビニ弁当工場のダブルワーカー。彼こそが、真の老人アルバイターであり、自他ともに認める人格者でもある。(写真はイメージ)
吉田ゴンザブローです。肩書は「老人アルバイター評論家」。
老人のアルバイターの生態を分析し、それを通して世の中をぶったぎる仕事をしている。そして、現役の老人アルバイターだ。
好きな女優は新珠三千代。
さて、老人がアルバイトをすることは非常につらいものだと重々承知している。しかし、老人がアルバイトをすることの重要さを世間に知らしめるのも俺の仕事である。
ご同輩、アルバイトをする気持ちになってきたかい?それはいいことだ。
気持ちが固まれば、さあ、次は実戦だ。
アルバイト情報誌を見て、何でもいいから電話をしまくれ!はっきりいっておくが、老人がアルバイトを探す際に、ある程度の妥協は免れない。
だから、場所(往復時間が長い)、時間(深夜勤務、早朝勤務などがある)、賃金の安さなどはある程度覚悟すること。これは仕方ない。
そして、電話するなら叉をかけろ。複数電話してもかまわない。とにかく電話しまくれ。どこでもいから、面接までこぎつけるんだ。
今は、どこも人で不足で大変だから面接くらいすぐにやってもらえるはずだ。(※新型コロナウイルスの影響で、そうともいえないかもしれないが・・・)
運よく面接の日取りがきまったら、次は面接する上での注意点を教えてやるので、よーく聞いていてほしい。
1、スーツはぜったいに着ていくな。
スーツを着るような仕事なんかないんだ。勘違いしないでほしい。それに、現役時代に来ていたスーツはまあまあの仕手てのものだろう。面接官に「こいつ調子こいてる」と思われないためにも、スーツは御法度だ。動きやすいかっこうをして、相手を油断させるくらいがちょうどいい。
2、健康上に問題がないことをアピールしろ。
やはり、老人がアルバイトをするとなると、使う側にとって、健康かどうかが非常に重要なポイントになるだろう。面接官が男性なら、軽いエロトークをすること。「このジイサンけっこうエロいな。健康的でとてもいい。採用するか。」と好印象を持たれる可能性が高い。
3、受給している年金の額を多めにサバ読め。
これが意外に重要である。会社にもアルバイトに使える予算が限られているので、ガツガツ稼ぎたがる老人は嫌われる。面接官に少し余裕あるところをアピールしておけば、採用される可能性は高くなる。受給額は10万円のところ13万円くらいとサバを読むんだ。ただし、現場に出たら、老人アルバイターの仲間達の前では、過少申告すること。妬まれるからだ。
ここまでのことで何か質問はあるか?
ない?
ならば、頑張ってこい!
※当サイトはある人物の依頼により立ち上げました。当サイトに登場する人物や職場などはすべて架空のものですが、実在する人物に取材をし、その方の話をモデルにし、本人と特定できないように大幅に修正しております。
コメント