吉田ゴンザブロー
老人アルバイター評論家。昭和24年生まれ。老人アルバイターの生態を解析し、世の中をぶった斬っている。某私立大学経済学部卒。中小食品メーカーに入社。部長職に上り詰めたが、定年退職手前で会社が事実上倒産。現在はとある事情から、スポーツクラブの会員専用駐車場と大手コンビニ弁当工場のダブルワーカー。彼こそが、真の老人アルバイターであり、自他ともに認める人格者でもある。(写真はイメージ)
老人アルバイター評論家の吉田ゴンザブローだ。
今日はお金の大事さを語りたい。
ちなみに俺は団塊の世代の昭和24年生まれ。70歳はとうにすぎている。
そんな、俺は現在2つのアルバイトを掛け持ちしている。
大学を卒業してから、40年近く働いた俺が、なぜ70歳を過ぎてまで働いているか不思議に思う人は多いし、よく聞かれる。
実は、俺は退職前に、老後の資金を増やそうとして、とある詐欺師に2000万円投資して、逃げられた。
バカだった。
それが地獄の始まりだった。退職寸前で会社が傾き、実は退職金も満額もらえなかった。
悲しい話だろう。みじめなジジイだろう。
俺は、ストレスでEDになっちまった。
その後退職し、バイトの面接を受けまくるがほとんど落ちた。
俺は面接の際、「私は借金をこじらせてEDになりました。」と自虐的に話していた。受けを狙うというより、借金をしてもこれくらいの自虐的なギャグを言える強さをアピールしていたのだが、面接官には受けなかった。
面接官は俺に健康的な問題があって、EDになったのと解釈していたのだろう。EDなんてもっての他だ。
俺は、面接の際に、軽いエロトークをかますことを推奨しているのは、こういった経緯があるからだ。健康さのアピールは非常に重要だからだ。
おっと、お金の大事さのはなしだったね。
お金は老後に限らず大事だが、お金のない老後ほど悲惨なものはない。
老人はいつ動けなくなるかもわからないし、連れ合いの介護に追われるリスクがとても高い。
働けなくなったら、やはり年金だけが頼りだが、その額も潤沢なほどもらっている人はいたって少数だ。
貯蓄を崩したり、年金受給額のほとんどを使い果たすことは、先細りの人生において、とてもリスキーだ。
やはり、アルバイトをするしかない。
しかし、俺は悲惨なものとはとらえてはいない。
老人アルバイターには、夢はないが、ささやかな幸せがあると以前語ったが、それは間違いないと信じている。
(国道沿いのスターバックスにて)
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