老人は寝てばかりいるな!道路区画線工事で働くという選択肢もあるぜ。

老人アルバイターのすすめ


吉田ゴンザブロー

老人アルバイター評論家。昭和24年生まれの団塊の世代。老人アルバイターの特徴を解説し、それを通じて世相を鑑みる「愛の語り部」。某私立大学経済学部卒。中小食品メーカーに入社。部長職に上り詰めたが、定年退職手前で会社が事実上倒産。現在はとある事情から、スポーツクラブの会員専用駐車場と大手コンビニ弁当工場のダブルワーカー。彼こそが、真の老人アルバイターであり、自他ともに認める人格者でもある。「老害」「死んでほしい」とさげすまされても、けっして引かない姿勢が信条。(写真はイメージ)

 

老人アルバイターの吉田ゴンザブローです。

最近、部屋で寝ていたら、小学生の孫から「ジイチャン寝たきり老人みたい」って言われた71歳です。

バイト、バイトの日々で、ちょっとうたた寝してただけなのにね。

子供は容赦ねーよ。

いや、しかし、家で何もしないで、寝てばかりいる老人は多いらしいね。

まだ先の話だけど、春になると道路区画線工事が始まり、短期のアルバイトの募集が始まるので、暇をもてあましてるシルバー世代にはチャンスかもしれんよ。

道路区画線工事。そう、いわゆる「ライン屋」というやつだ。

4月に入り、交通止めにして横断歩道を引いているあれ。オレンジ色の作業着着たあんちゃん達が、作業しているんだ。

実は、俺もライン屋でバイトしたことがある。10年位前だ。

4〜6月くらい前の3ヵ月くらいの期間。日給制でまあまあな金額だ。地方の遠征が多く、朝晩ご飯が出るから待遇は悪くない。

俺も、勉強のつもりで応募したら、即採用となった。

しかし、これが地獄の始まりだった。短期のアルバイトで来ているのは10人いたのだが、60歳を超えているのは俺だけ。

動きの鈍い俺は、社員のいじめの標的にあった。

横断歩道のラインを引くときは、まず、作図といって下書きをする。それは「パチンコ」といって40センチくらいの棒に何十メートルかの糸が巻かれていて、その糸に石灰が塗られているものを使用する。

2人一組でひっぱって、パチンと下におろして線を引くから「パチンコ」っていうんだ。

バイトの初日、俺は作図のパートナーに指名されたが、社員の言うとおりできなかったという理由で、キレられ工事用のカラーコーンで頭をぶん殴られた。

親父にも殴られたことがなかった俺は、いきなりのことで、不覚にも泣いてしまった。

ふて腐れて、バイト辞めて帰ろうとしたが、後々笑いものにされるのが嫌で、3ヵ月がまんして働いた。

俺は、3ヵ月間、社員のいじめの対象になり、はんべそをかきながら毎日過ごした。

断っておくが、俺はその時60歳を超えていた。

「道路区画線工事で働くという選択肢もあるぜ。」なんて言っているが、二度と行きたくない。

以上。

 

 

 

※当サイトはある人物の依頼により立ち上げました。当サイトに登場する人物や職場などはすべて架空のものですが、実在する人物に取材をし、その方の話をモデルにし、本人と特定できないように大幅に修正しております。

 

 

 

吉田ゴンザブローについて
老人アルバイター

昭和24年生まれ・団塊の世代、吉田ゴンザブローは今日も生きる、生き続ける。「老害」「死んでほしい」と言われようが絶対に引くことはない。『老人アルバイターは、夢はないが、ささやかな幸せがある!』この言葉を信じて、2つのアルバイトを掛けもちする。スーパー老人アルバイター(評論家)・吉田ゴンザブローはブログで生き様を発信し続けます!

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