吉田ゴンザブロー(老人アルバイター評論家)
昭和24年1月2日生まれ。73歳老人。シニア・団塊の世代を代表し「老人アルバイト列伝」を毎日発信している。サラリーマン時代は経理部長を務めていたが、現在はアルバイトを2つかけもつ下流老人。今日のテーマは、「雪の中から飛び出てくる老人 これぞ老害なり」です。
雪の中から車道に飛び出す老人 これぞ老害なり
老人アルバイター評論家・吉田ゴンザブローです。
今年は大雪で、道路の脇にはとんでもない高さの雪が積まれている。
さすがに、3月半ばになれば雪が溶けかけているが、怖いのが、クルマを走らせている時、雪と雪の間から飛び出して車道を横切る老人だ。
気を付けてなくちゃ、あいつらを轢いてしまいかねない。
どんなに向こうが悪くても、クルマを運転している人間に罪が及ぶからである。
だから、クルマを運転しているとき、いつもジジイやババアが飛び出てこないか、気が気じゃねーんだよ。
あんなの轢き殺して、ブタ箱入るのはごめんだ。
ただでさえ、70歳を過ぎてバイトに明け暮れる日々。これ以上晩年を汚したくない。
それにしても、同じ老人とはいえ、雪の中からヌラーっと出てくる迷惑知らずの老人達を見ていると、これこそ「老害」だなーって思ってしまう。
けっきょく老人は何も役に立たないのか?
俺を含めて、老人はけっきょく何の役にも立たないどころか、迷惑ばかりかけている。
認知症や要介護のレベルじゃなくても、強情で若い人の言うことを聞かないし、ITにうとくて新しい社会のインフラについていけない。
仮にしっかりして人格者だったとしても、耳が遠くて会話が成立しない。
そして、先述したが、雪の中からヌラーっと現れ、クルマが走っている車道を横切ろうとする。
いい所が一つもない。それが老人。
俺も、その中の一人なんだろうな。
なんだか、死にたいよ。
老人が、世の中の役に立つことって何かないのかね。
役に立たなくとも、同じ呆けるんでも、可愛い存在であることはできないだろうか。
明るく面白い老人なら、好かれなくとも嫌われはしないだろう。
面白い老人。
俺の再晩年の夢は、面白い老人になることだ。
だけど、これは言うは易く行うは難しだ。
オヤジギャグを言いまくるジジイも多いが、あれは迷惑がられている。
やっぱり、老人が世の中の役に立つことの一番手は、早く死ぬことなのかもしれない。
なんだか落ち込む春のひと時である。
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