老人アルバイターSixTONESを見に行く

若者へ贈る言葉
吉田ゴンザブロー(老人アルバイター評論家)
昭和24年生まれの団塊の世代。シニア世代を代表し、老人の「アルバイト列伝」を日々発信。某私立大学経済学部卒。中小食品メーカーに入社。部長職に上り詰めたが、定年退職手前で会社が事実上倒産。現在はとある事情から、スポーツクラブの会員専用駐車場と大手コンビニ弁当工場のダブルワーカー。今日のテーマは「老人アルバイターSixTONESを見に行く」です。

 

SixTONES(ジャニーズ事務所)のコンサートに行ってきました。

先月の終わり頃、ジャニーズ新人グループ「SixTONES(ストーンズ)」のコンサートを見に行った。

地下鉄南北線終着駅にどちらかといえば近いアイスアリーナ。ジャネット・リンが演技したところと言っても、今は誰もわかってくれないだろうな。

高校生の孫娘2人とその友達1人。そして俺の計4人で行った。

男女比はざっと9.5:0.5といったところなのだが、ジジイと言われる存在は前にも後ろにも俺以外いない。

場違いなところにいる気恥ずかしさもそうだが、会場が異常に寒いということで、老人には大そうこたえる数時間だった。

入場が早すぎたため、開演までの時間、じっくり観客ウオッチングさせていただいたが、ブスばかりで、辟易してしまう。

そういえ俺の孫2人も、まあまあのブスであるのだが・・・。

 

「ジャニーズ」のファンは何故ブスが多いのか?

恥を忍んでカミングアウトするが、俺は過去に2度ほど、それこそジャニーズの大先輩「嵐」のドームコンサートに行っている。

その時も、じっくり観客ウオッチングさせてもらったが、ブスの割合はとても多かった。

 

ステージが始まった。規約で声援は不可の中、多いに盛り上がる。

観客の女の子たちは、この中で何人幸せになれるだろうか・・・。

1曲も知っている曲がないコンサートで、俺はそんなことを考えていた。

ジェシーだとか、きょもだとか、キャーキャー言っている今は、確かに現実を忘れさせてくれるだろう。

しかし、これは断言するが、すごいのはSixTONESであり、お前らはただのブスだということだ。

大勢のライバルを押しよけてデビューした彼らこそ、選ばれし者であり、自分たちはブスで、矮小で、夢も希望もない、ただの田舎者であるという現実と向き合う日がいつかは訪れるのである。

そう考えていたら、何故だか涙が溢れてきた。

 

SixTONESのコンサートは思いのほかすばらしかった。

カラオケを使ってのステージだったが、全曲生歌で、口パクはいっさいなく、歌もそうとう上手だったと思う。

そして、彼らこそ、芸能界という魑魅魍魎の世界と向き合っていかなければならない。

この中で何人生き残れるだろうか・・・。

レベルは違えど、現実はきびしいよね。

 

帰りのクルマの中で、「おじいちゃんはジャネット・リンを生でみたことがあるんだよ」と自慢したが、孫たちはいっさい反応してくれなかった。

 

※当サイトはある人物の依頼により立ち上げました。当サイトに登場する人物や職場などはすべて架空のものですが、実在する人物に取材をし、その方の話をモデルにし、本人と特定できないように大幅に修正しております。

吉田ゴンザブローについて
老人アルバイター

昭和24年生まれ・団塊の世代、吉田ゴンザブローは今日も生きる、生き続ける。「老害」「死んでほしい」と言われようが絶対に引くことはない。『老人アルバイターは、夢はないが、ささやかな幸せがある!』この言葉を信じて、2つのアルバイトを掛けもちする。スーパー老人アルバイター(評論家)・吉田ゴンザブローはブログで生き様を発信し続けます!

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