吉田ゴンザブロー(老人アルバイター評論家)
昭和24年生まれの団塊の世代。シニア世代を代表し、老人アルバイターの特徴を分析。老人の「アルバイト列伝」を日々発信。某私立大学経済学部卒。中小食品メーカーに入社。部長職に上り詰めたが、定年退職手前で会社が事実上倒産。現在はとある事情から、スポーツクラブの会員専用駐車場と大手コンビニ弁当工場のダブルワーカー。「老害」とは言わせんぜ!
老人アルバイター・評論家・吉田ゴンザブローです。
北の国は最近、雪が多くて困るねー。
排雪業者並びに警備員の方々は、大忙しでご苦労様でございますよ。
警備会社の隠語「24」
俺は10年位前、ちょっとだけ警備員をやっていた。
その経験から言わせてもらうが、警備員も作業車両も信用するな、ということだ。
寝ずに警備しているかもしれないからね。
全ての会社ではないが、警備員は現在、60代以上がほとんど。まー、老人のセーフティーネットみたいなもんだね。だけど、仕事はけっこうハードだったりする。くたくたになったジジイが、判断を誤ることもじゅうぶん考えられるからだ。
警備会社で、「24」・・・なる隠語がある。
国道のことじゃないよ。拘束時間のこと。
「吉田さーん。今日「24」できる?」
これは、つまり、朝から、次の日の朝まで働いてもらうよっていうこと。24時間拘束しますよということ。つまり一日で2現場こなすということ。
朝から現場がはじまって一度終了。その後コンビニで飯食って30分くらい仮眠とって、夜から翌日の朝の8時頃まで現場で警備するのさ。
60歳過ぎのジジイ達にこんな過酷なことをさせちゃいけないが、ガードマンのなり手がいないから、繁忙期はかなりの頻度でこんなことがおこる。今、排雪作業がピークだから、けっこうこういうことが行われているかもしれない。
「24」ならまだいい。「36」いや「72」もある
いや、「24」ならいいほうだ。「36」ってのもある。
これは、当日朝から翌日の夕方まえで36時間拘束されるってこと。3現場連続だ。
かんべんしてほしいよね。
一睡もせず、まともな警備なんかできるわけがない。おまけに60歳を超えた年寄りだ。事故が起きても不思議じゃなかった。
俺は、1回だけ「48」ってのをやったことがある。要は48時間、つまり2日間家に帰らず、4現場連続で警備をさせられる。ふざけてるよ。途中立ったまま寝てしまったことさえある。
そのことを愚痴ってたら、同僚に怒られた。
「48?まだいいよ。俺は72やったことあるんだぜ・・・」
「72」、つまり3日拘束だ。ホント死ぬぞ。
まあ、これは10年くらい前の話だから、だいぶ改善されていると思うが、それにしても年寄りをあまりこき使っちゃあいけないよ!
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