老人警備員あるある 送迎という不毛な業務

警備員はつらいよ
孫と老人アルバイター

吉田ゴンザブロー(老人アルバイター評論家) 

昭和24年1月2日生まれ。シニア・団塊の世代を代表し「老人アルバイト伝説」を毎日発信している。サラリーマン時代はは経理部長を務めていたが、現在はアルバイトを2つかけもつ下流老人。今日のテーマは「老人警備員あるある 送迎という不毛な業務」です。生きたくない、でも死にたくない。

 

クルマを所有しない警備員が多いという現実

老人アルバイター評論家・吉田ゴンザブローです。

恒例の警備員シリーズ。

俺は10年ほど前、3年ほど警備員をやっていたことがる。

警備員の最大の不毛な業務。それは、「送迎」である。

警備員は老人アルバイターのセーフティーネットと言われるほど若い人がいないのだけど、その理由は業務のキツさに比べ、給料が超絶安いからだ。

金のないヤツがほとんどだから、おのずとクルマを持っていない隊員が多数だ。

現場は様々だから、各自直行しなければならない。クルマがないと行けないから、要員が複数の現場では、相乗りしていくことになるんだ。

だから、クルマを持っている人は優先的に採用となる。

俺は、警備員の経験がゼロだし、60歳を超えているから、採用は無理だと思っていたが、「まあまあ大きなクルマを持っている」と言ったら、30秒で採用になった。

「おー、クルマお持ちですか。しかも軽自動車じゃないんだ。はい、採用!」となってしまった。

つまり、送迎をさせようということだったんだよ。

 

送迎で気持ち悪い隊員と同乗することもある

俺の在籍していた警備会社「ワールド警備21」は超絶せこい会社だったんで、送迎手当が一人につき、300円。

つまり、自分以外の隊員を送り迎えしたら、300円給料に付けますということだったんだが、こりゃふざけてるもいいところだ。

近場の人間を連れて行くとはいえ、往復25キロかけて送迎することもあるんだし、ガソリン代が支給されているとはいえ、当時価格が高騰している時代だったから常に足が出る。しかも、朝早く出ていかなければならないから割にあわないったらない。

しかもそれだけではない。

同乗しているヤツがムカつく人間が多い傾向にあるのも、警備員あるあるなのだ。

当時、しょっちゅう同じ班になる男で、よく送迎していた男がいた。

川村一平(当時55歳)。

こいつは先輩だったが、初対面の日から最低な態度だった。

冬に寒いのは当たり前だが、「ヒーターのメモリを上げろ!」と言い出した。

いや、別にいいのだが、遠慮というものがない。

帰りには、使い捨てカイロを買うからドラッグストアーまで連れていけと命じる。それが、家の近くにないからまたまた遠出しなくてはならない。

人間的にも最低だった。

面白くもないエロ話ばかりしていた。いや、俺もエロ話は好きだが、頭の悪い男のするエロ話は大嫌いである。知性のない男が多いのも、これまた警備員あるあるだ。

川村は、近場じゃバレるから、300㎞離れた場所まで出向いて援助交際をしていたが、何故かバレて淫行罪で逮捕され、会社をクビになったと告白していた。

受けようと思って言っていたのだろうが、これはウソだ。警備員は優秀さは求められないが、身元の潔白なヤツじゃなければ採用されない。

無能そうな男だったから、援助交際が原因ではなく、単なるリストラに違いない。

その他、簡易便所で女子隊員が使用した後を見計らって入り、そこでしこるとかそんなことばかり言っていて、全然面白くなかった。

俺は、会社の人に報告して、川村との同乗を入れないよう訴えて、それが認められた。

しかい、川村はまだいいほうで、変態やバカばかりいたので、その会社は7ヵ月で辞めてしまった。

まー、そんな会社ばかりではないと思うが、少なくとも俺はイヤな経験をしたことは確かである。

 

※当サイトはある人物の依頼により立ち上げました。当サイトに登場する人物や職場などはすべて架空のものですが、実在する人物に取材をし、その方の話をモデルにし、本人と特定できないように大幅に修正しております。

吉田ゴンザブローについて
老人アルバイター

昭和24年生まれ・団塊の世代、吉田ゴンザブローは今日も生きる、生き続ける。「老害」「死んでほしい」と言われようが絶対に引くことはない。『老人アルバイターは、夢はないが、ささやかな幸せがある!』この言葉を信じて、2つのアルバイトを掛けもちする。スーパー老人アルバイター(評論家)・吉田ゴンザブローはブログで生き様を発信し続けます!

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