老人警備員あるある 施設警備はつらいよ!

警備員はつらいよ

吉田ゴンザブロー(老人アルバイター評論家) 

昭和24年1月2日生まれ。シニア・団塊の世代を代表し「老人アルバイト伝説」を毎日発信している。サラリーマン時代はは経理部長を務めていたが、現在はアルバイトを2つかけもつ下流老人。今日のテーマは「老人警備員あるある 施設警備はつらいよ!」です。老害とは言わせんぜ。

施設警備で見た 市の外郭団体の真実

老人アルバイター評論家・吉田ゴンザブローです。

昨日に引き続き、警備員シリーズ。

俺は10年位前、警備員のバイトをやっていたことがある。

警備員といっても業務範囲は広いんだけれど、たいがいは工事現場などで人や車の誘導警備をやっている人がほとんどじゃないかな。

あとは、施設警備。百貨店などで買い物をしていたら警備員さん達を見ることがあるでしょう。あれですよ。ビルに常駐して見回ったり、防災センターを守ったりするヤツ。

俺は、ガードマンでの初めての仕事は、交通誘導ではなく、施設警備だった。

市の外郭団体の本部が入っているビルの夜間有人警備で、夜8時から朝9時まで13時間拘束されるというものだった。

信じられないだろうが、13時間働いて日給5,000円。何もしていない時間は睡眠時間とカウントするから、13時間労働したとはみなさないというわけのわからない理屈だった。

脱法行為だよね、これは。

それだけじゃない。

俺の仕事先、市の外郭団体は、「健康を促進する」何とかという財団だったんだけど、いわば市の職員と同じ待遇でぬくぬくと生活しているバカ野郎軍団だった。

10年位前でも、ビルの夜間警備は大抵は機械警備だったんだけど、何故かそこは有人警備だったのだが、それには理由があった。

だらだらと残業するためだったんだね。ぜーんぶ残業代つけれるから。

深夜12時過ぎれば、タクシーチケットも出るらしいし。

夜残ってパソコンでゲームやったり、酒飲んでいるヤツがけっこういたよ。

それで残業代たんまりつけれるんだから、美味しい仕事だよね。

 

酒を飲んで暴れる市の外郭団体職員に絡まれる老人アルバイター

俺は、そのビルで7ヵ月くらい働いた後、辞めることになった。

ある事件が起きたからだ。

夜の10時くらいに、酒をのんだ外郭団体職員が暴れ、何故か勤務中の俺に絡んできたんだ。

「あんたの仕事ぶりはなってない」と。

そいつは、管理職で、俺達に指示を出す立場の部署のリーダーだったんだけど、残業中に酒を飲んで暴れてしまった。部下の女子職員にも怒鳴り散らし、泣かせてしまった。

こういったことは、よくあることらしいが、俺にしたらエライ迷惑だ。

俺は、日を改めて、その職員の上司2人をつかまえて、訴えてやった。

「あんた達は部下に対してどういう教育をしているんだ」と。

一応、その上司達は「大変申し訳ない」と謝った。その職員を処分し、吉田さんに謝罪にいかせると。

しかし、謝罪もなければ、処分もしていないようだった。

まー、その程度の人間なら、まともにかまう必要もないし、怒るほどのものでもなかったのだが、何故かその時許すことができなかった。

俺は曲がりなりにも、民間で苦労し、厳しいビジネスマン生活をしのいできた。しかし、市の外郭団体だかなんだか知らないが、だらだら残業し、手当を貰い、酒を飲みながらの仕事さえ許される人間達がいることが許せなかった。

俺は、復讐をこころみた。飲酒して絡んできた職員を待ち伏せして殴ろうと計画したんだ。

こう見えて俺は、格闘技経験もあるし・・・

しかし、計画段階で、嫁に諫められ、それは未遂で終わった。

それでよかったと思う。

バカをかまっている時間ほど無駄なものはないしね。

その警備会社だが、それをきっかけに俺は辞めさせられた。

お客さんとケンカしたことが、会社に不利益を与えたということだろう。

ていうか、辞めるべきだった。なんせ13時間拘束されて5,000円しかもらえないんだから。

その外郭団体は、今でも存在している。

 

※当サイトはある人物の依頼により立ち上げました。当サイトに登場する人物や職場などはすべて架空のものですが、実在する人物に取材をし、その方の話をモデルにし、本人と特定できないように大幅に修正しております。

吉田ゴンザブローについて
老人アルバイター

昭和24年生まれ・団塊の世代、吉田ゴンザブローは今日も生きる、生き続ける。「老害」「死んでほしい」と言われようが絶対に引くことはない。『老人アルバイターは、夢はないが、ささやかな幸せがある!』この言葉を信じて、2つのアルバイトを掛けもちする。スーパー老人アルバイター(評論家)・吉田ゴンザブローはブログで生き様を発信し続けます!

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