吉田ゴンザブロー(老人アルバイター評論家)
昭和24年1月2日生まれ。シニア・団塊の世代を代表し「老人アルバイト伝説」を毎日発信している。サラリーマン時代はは経理部長を務めていたが、現在はアルバイトを2つかけもつ下流老人。今日のテーマは「老人警備員あるある 糞尿のクルマで現場を往復した話」です。老後こそ人は試されています。
移動式簡易トイレの便器に座り現場まで移動した話
老人アルバイター評論家・吉田ゴンザブローです。
今日は久々警備員シリーズ。
俺は10年位前、数年ほど警備員をやっていたことがある。
その会社にもよるが、警備員は基本「直行直帰」だ。現場で始まり現場で終わる。
しかし、たまに、元請けの会社のオフィスに集合し、そこからみんなでまとまって現場へ行くこともある。
ある時、道路工事の警備の仕事があって、早朝にその舗装工事会社のプラントの前に集合することがあったが、いざ行ってみたら、それは俺が所属する会社の仕事ではなく、よその警備会社の「ヘルプ」というか人数合わせの仕事であった。
よその警備会社のリーダーは当然初対面だったが、とても高圧的な40歳くらいの男だった。
「おー、〇〇警備の人か。今日は頼むぞ」
それはいいのだが、現場への移動は、移動式簡易トイレで3人で行くという。
リーダーとその同僚の60代のバカそうなオヤジ。そしてよそ者の俺の総勢3人。
移動式のトイレは、2人乗りで後部が簡易トイレになっている。作業員や俺達警備員が用足しするもので、その警備会社の持ち物らしい。
「あのさー、○○警備さん。あんた便器に座ってくれ」といきなり指示された。
ありえない話だが、クルマで30分くらいの現場までの移動は、座席がなく、俺は便器に座らされたのである。
行きはまだよかったが、帰りが最悪だ。
作業員達が糞尿をしまくった後だから、臭くてしょうもない。
運転するリーダーはめちゃめちゃ乱暴な運転し、俺は便器から2度ひっくり帰ってしまった。
無事プラントに到着したが、あまりのクサさと車酔いで、その場で吐いてしまった。
帰り道に鹿をひいてクルマを大破させた老人アルバイター
それで、めちゃめちゃ気分を害した俺は、自分の家までの帰り道、荒れた運転をしてしまったのが原因で、山を越える時に、道をさえぎる鹿を轢くという大事故を起こしてしまった。
自分のクルマを大破させてしまったのだ。
あとでわかったのだが、鹿の交通事故は保険がおりないんだよ。これが。
クサいトイレでの移動と生意気な派遣先のリーダーにイラついた俺が全て悪いのだが、俺は中古車だが買ったばかりのクルマを廃車にさせてしまった。
実は仕事中、派遣先のリーダーに無線で4度ほど舌打ちをされ、俺は心が折れていた。
人間ができてないね俺。
短期は損気であるという話です。
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