吉田ゴンザブロー(老人アルバイター評論家)
昭和24年1月2日生まれ。シニア・団塊の世代を代表し「老人アルバイト伝説」を毎日発信している。サラリーマン時代はは経理部長を務めていたが、現在はアルバイトを2つかけもつ下流老人。今日のテーマは「警備員はつらいよ 皮膚がんのリスクと闘う老人アルバイター」です。あーモテたいモテたい。
炎天下で誘導棒をふる警備員さん お疲れ様です
老人アルバイター評論家・吉田ゴンザブローです。
俺は昔、警備員をやっていた。全部で3年〜4年くらいやっていたかかなー。俺にとっては黒歴史だね。いいことなんて全然なかった。給料安いわ、朝早いわ。そして現場でいじめられるわ。。。
それにしても、お盆過ぎると、工事ばかりでクルマが走りづらい。
そこで必ず目につくのは、申し訳なさそうに誘導棒をふる警備員だ。
いやー、この炎天下のなか、よく頑張っていると思うよ。
ほんとうにご苦労様です。
皮膚がんにならないように日焼け止めクリームはしっかりと塗っておいたほうがいいかもですよ。
皮膚がんのリスクで退職した警備員
俺が警備員をやっていたのは、もう10年位前だが、最初入った会社に、タニさんという俺より3つ4つ歳の若いベテランの警備員さんがいた。
タニさんは、俺の現場の職長(つまりリーダー)で、右も左もわからない俺をかわいがってくれた。とても人格者。
俺は、初めての現場で、ユンボという重機の誘導をさせられた時に、立ち位置が悪くて、重機のオペに鬼の形相で怒鳴られ胸ぐらを掴まれた。
不覚にも泣いてしまい、会社に戻ってから「今日で辞めます」と言った時に、力強く引き留めてくれたのがタニさんだった。
しかし、俺がやっと現場にもなじみ始めた時、突然タニさんは警備員を辞めてしまった。
退職自由は「皮膚がんのリスク」。
『何年も日焼けを続けていたら、皮膚がんのリスクが高くなる』と皮膚科の先生に言われたらしい。
社長の必死の引き留めもむなしく、タニさんは頑として退職の意志を貫いた。
『孫が成人になるまでは生きたいから・・・』と。
確かに、紫外線を浴びる機会が多いと皮膚がんになる可能性は高くなるとよく言われているが、実際どうなのだろう。それならガードマンだけじゃなくて、工事現場の作業員も同じだし、なんなら、日焼けサロンで肌を焼くボディビルダーもそうだ。
実際、交通誘導や土木現場のガードマンで皮膚がんを患ったという人のはなしは聞いたことがない。
けっきょくタニさんは、その警備会社を退職しちまった。
しかし、あとでわかったのだが、タニさんはすぐに別の警備会社の就職していた。
「皮膚がん」はこじつけで、別の警備会社にひっぱられていたんだね、これが。
要は会社を辞める理由がほしかった。
それにしても、警備員さんの「皮膚がんのリスク」の真偽はどうなのだろう。
たしかに、紫外線の肌への悪影響は医学的に立証されているけどね。
ガードマンのみなさん、日焼け止めクリームはくれぐれもしっかり塗ってくださいね!
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