吉田ゴンザブロー(老人アルバイター評論家)
昭和24年生まれの団塊の世代。シニア世代を代表し、老人アルバイターの特徴を分析。「老人アルバイト列伝」を日々発信。某私立大学経済学部卒。中小食品メーカーに入社。部長職に上り詰めたが、定年退職手前で会社が事実上倒産。現在はとある事情から、スポーツクラブの会員専用駐車場と大手コンビニ弁当工場のダブルワーカー。「老害」とは言わせんぜ!
老人アルバイター評論家・吉田ゴンザブローです。
昭和24年生まれの団塊の世代。野球界一口下手で性格の悪そうな男、元ロッテ・オリオンズのエース村田兆治と同い年だ。
さて、何度かこのサイトでも書いているが、俺は10年位前、警備員のバイトをやっていたことがある。
あれは、正直言ってつらい。
給料が安い。夏は暑い。冬は寒い。拘束時間が長い。へたすりゃクルマに轢かれる。現場でいじめられる。
いじめられる、いじめられる、いじめられる・・・
いったい何が楽しくてやっているのかわからない。だから、若い人がほとんどいない。みたところ60歳以上の老人ばかりだ。
警備員って、いわばシニア世代のセーフティーネットみたいなもんだ。
その中でも、一番つらいのは、トイレの問題だ。警備員にはおしっこを自由にする権利がない。
まず、交通誘導をしている場合、「ちょっと、おしっこ」なんて、行くことができない。誘導員がいなければ、道路の流れが止まり、ヘタすりゃ大事故を起こしかねない。
仮に、代わりの者がいて、トイレに行く時間があったとしても、おしっこをする場所がない。近くにコンビニがあれば、「ちょっとトイレ貸してください」って何とかなるが、そう都合よくコンビニがあるわけじゃない。
最後の手段として、立ちションというのもあるが、現場監督や住民の目が厳しくて、たやすく立ちションをすることはできない。もしバレたら、始末書もんなのである。
だから、警備員の約85%が膀胱炎にかかっている(根拠はないが・・・)。
俺は、誘導中に2回お漏らししたことがあるが、これは俺だけの問題ではなく、警備員あるあるなのだ。
もう2度とやりたくない、ガードマン。
しかし、俺のいた警備会社は、とても管理のゆるいところで、「釣りに行きたい」と言えばとりあえず休みをもらえた。
悪いことばかりではないかもね。
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