吉田ゴンザブロー
老人アルバイター評論家。昭和24年生まれの団塊の世代。老人アルバイターの特徴を解説し、それを通じて世相を鑑みる「愛の語り部」。某私立大学経済学部卒。中小食品メーカーに入社。部長職に上り詰めたが、定年退職手前で会社が事実上倒産。現在はとある事情から、スポーツクラブの会員専用駐車場と大手コンビニ弁当工場のダブルワーカー。彼こそが、真の老人アルバイターであり、自他ともに認める人格者でもある。「老害」「死んでほしい」とさげすまされても、けっして引かない姿勢が信条。(写真はイメージ)
老人アルバイター評論家の吉田ゴンザブローじゃ。
老人アルバイターの生態を解析し、世の中をぶったぎることを生業としている。昭和24年生まれの団塊の世代。
ところで、悪自慢する老人アルバイターは意外に多い。
老人の悪自慢こそ聞くに堪えないものはない。高校デビューならぬ、老人デビューだ。
老人アルバイター仲間のコジマ(70歳)だが、こいつは好んでヤクザ用語を使う。
いつか、こんなことがあった。
職場前の車道に、数台のクルマが違法駐車されていた。向かいの店かなんかに用足しにきたのだろう。
確かにじゃまではあった。
近くにいたコジマはいきなり立ち上がり、がに股で肩を揺らしてドライバー不在の車両めがけて近づいていった。「こらぁー、キサン。こんなところにクルマ止めとったらつまらんぞォー。おらー。」と叫び始めた。
何のことだか、わからなかったが、これはヤングキングというコミック雑誌で連載されている「ドンケツ」に出てくる沢田政寿とかいう北九州のヤクザの真似らしい。
断っておくが、コジマは70歳だ。ヤクザ漫画のキャラの真似ってイタイのもほどがある。
コジマのいきりは続いた。
無人の車両の前で、「おい、なめんじゃねーぞ。このままなら、サツにチンコロすんぞー。」だって。
サツにチンコロ・・・。
コジマの孫は今年高校生だよ。
ちなみにコジマは無年金らしい。今後の生活が心配される。
関係ないが、コジマの身長は158センチ・・・。
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