吉田ゴンザブロー(老人アルバイター評論家)
昭和24年生まれの団塊の世代。シニア世代を代表し、老人アルバイターの特徴を分析。老人の「アルバイト列伝」を日々発信。某私立大学経済学部卒。中小食品メーカーに入社。部長職に上り詰めたが、定年退職手前で会社が事実上倒産。現在はとある事情から、スポーツクラブの会員専用駐車場と大手コンビニ弁当工場のダブルワーカー。「老害」とは言わせんぜ!
前向き発言が巷に溢れている。
SNSを見ていてそう思う。
これを否定するつもりはないが、現実を無視して闇雲にポジティブな発言することはいかがなものか。
世の中では「ネガティブ」が排除されつつある
バカらしくてやめてしまったけど、以前、フェイスブックで、とあるプロ野球チームを応援するグループに入っていたことがある。
そこで、ひいきチームの選手に対して、少しでも批判的な発言をしたら、グループのメンバーから袋叩きにあった。
例えば、ヤクルトの山田がチャンスで凡退した時、「山田ぁー、あそこでゲッツーはないだろー」なんて書き込むと、大変なことになる。
ネガティブな発言はヤメロ
選手は頑張ってるんだ
誹謗中傷はやめてくれ
そんな感じで、怒られるのである。
何億円も年俸をもらってる選手を軽くヤジっただけで、「誹謗中傷」と言われる時代が来るなんて・・・。
めんどくせー。傷つきやすい時代になっちまったんだね。
それじゃ、昔の大阪球場(南海ホークス)や藤井寺球場(近鉄バファローズ)なら、さしずめ殺人鬼じゃねーか。
ポジティブな発言を好んでするヤツは信用できない
最近やたらと、ポジティブな発言が好まれる。
本屋には「幸せの言霊」を発することを推奨する本があふれている。
みんな、そんなことでも言っていないと、自分が保てないのか。普段の生活でそんなに傷ついているのか。
しかし、俺は、ポジティブなコメントを、好んでする人間を信用しない。
もちろん、ポジティブな生き方を否定しているわけではない。
しかし、自分にウソをついてまで、明るくふるまうのなら、いっそのことネガティブでいるほうが、まだましではないのか。
「死にたい」と思っているヤツが「お母さん生んでくれてありがとう!」と言う必要はない。そんなものである。
不自然にポジティブ発言をする老人アルバイター
老人アルバイターの江川豊人(68)が、まさに「うそポジティブ」人間で、俺は大嫌いだった。
元小学校の教員。
「ため息をすると3年寿命が縮まるんだよ」
「笑顔は世界の共通語」(高橋優か?)
「気持ちは前に向いていなきゃね!」
そんなセリフを常に吐いていたが、まじでウゼーよ。
70歳過ぎて、前向いて生きろってどういうことだ。前には墓場しかねーんだよ。
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