吉田ゴンザブロー(老人アルバイター評論家)
昭和24年生まれの団塊の世代。シニア世代を代表し、老人アルバイターの特徴を分析。老人の「アルバイト列伝」を日々発信。某私立大学経済学部卒。中小食品メーカーに入社。部長職に上り詰めたが、定年退職手前で会社が事実上倒産。現在はとある事情から、スポーツクラブの会員専用駐車場と大手コンビニ弁当工場のダブルワーカー。「老害」とは言わせんぜ!
老人アルバイター評論家の吉田ゴンザブローです。
今年も早いものでもう4日。俺は元旦から正月気分もくそもなく、バイトしてるぜ!
さて、ここは、とあるスポーツクラブの会員専用立体駐車場。俺のバイト先のひとつである。
午前中のスポーツクラブはいたって平和だ。
そんな時は道行く人々がいやでも目に入る。
駅が近いということで、ハンパない人が通り過ぎる。リアル人生交差点。
近所にとても仲のいい家族がいる。40代後半くらいのお父さんとお母さん。娘、息子の全部で4人家族だ。娘と息子は19歳か20歳くらいか。
家族はいつもいっしょでうらやましかったが、どうもお父さんとお母さんは再婚同士で、娘と息子は父親が違うらしい。娘の父親は前の父ちゃん。息子は今の父ちゃん。父親が違う。
それでも家族が仲いいのは理想的である。俺から見たら羨ましい限りである。
ある日気が付いたのだが、娘さんのお腹が大きくなっていた。そう妊娠したのである。
そしてめでたく出産。可愛い女の子だった。
ファミリ―が一人増えた。今度は、父親、母親、娘、息子、孫・・・。
何か欠けていないか。そう、娘の旦那はどこにもいない。
後で、近所に住むうちのスポーツクラブの会員さんから聞いたのだが、何と孫の父親は娘の父親だったのである。
意味わかるか?
孫から見たら、お父さんはおじいちゃんでもある。娘から見たら、旦那は父親でもある。なんだかややこしい。
これぞ「一人二役」だ。
企業の経営者が理想とする社員像である。
ところで、このような状態にありながら、家族はいまだに仲がいい。
母親の気持ちを聞いてみたいが、余計なお世話かな。
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