吉田ゴンザブロー(老人アルバイター評論家)
昭和24年生まれの団塊の世代。シニア世代を代表し、老人の「アルバイト列伝」を日々発信。某私立大学経済学部卒。中小食品メーカーに入社。部長職に上り詰めたが、定年退職手前で会社が事実上倒産。現在はとある事情から、スポーツクラブの会員専用駐車場と大手コンビニ弁当工場のダブルワーカー。今日のテーマは「老人アルバイターだけじゃない 警備会社はデブの巣窟」です。
けっきょくは警備員になるしかない 老人アルバイター
老人アルバイター評論家・吉田ゴンザブローです。
春だね。クルマを走らせれば、ライン屋が横断歩道などの道路区画線工事をやっている光景にでくわす。オレンジ色のツナ着をきたおじさん達だ。
あのバイトは俺も昔やってたけど、大変なんだよ。朝の3時ったら出勤なんだからね。
ライン屋には、必ず警備員も同行し、交通誘導をやっている。よく見るとジジイばかりだ。あいつらも暗い頃から出勤しているんだけど、体は大丈夫かなと心配してしまう。
コロナの影響もあるだろうけど、大企業含めかなりの企業が副業を認めているというね。最早この国は衰退に向かっているとしか言えない。
当然、俺達老人も働かなくちゃいけない。そうはいっても中々思うように働くところがないよね。
けっきょく最終的にたどり着くのが、警備会社というのが現実だ。
60、70当たり前の世界観。老人のセーフティーネット。
先日、Twitterのタイムラインで、現役ガードマンの人の「最近、片側交互通行のできない隊員が多い」って愚痴が流れてきた。
俺も昔、数年間警備員をやっていたからよくわかる。だって経験のないジジイがわんさといるんだから、片側交互通行(カタコウ)なんかできるわけがない。そもそも耳が遠いから無線の声が聞こえないんだから・・・。
老人だけじゃない デブの巣窟 それがガードマン
警備員をやっている時はあんまり考えなかったが、クルマを走らせているとデブの警備員をよく見かける。
なんであんなにデブばかりいるんだと考えたが、わからなくもない。
まず、警備員は恐ろしいほど運動量が少ない。立ち続けるその労働はつらいが、距離を動かない。それに、クルマでの移動が長いからついつい缶コーヒーをがばがば飲んでしまう。また、たいてい昼はコンビニ食なんで、必然的に太ってくるわけよ。
だから、警備員は循環器系の疾患にかかる者が多い。このへんはトラックドライバーにも通じるものがあるかもしれない。
あと、本当はデブではないんだけど、立ち続けることが多く寒気が強いから、やたらと防寒着を重ね着して、太って見えてしまうというのもあるよね。
まあ、いずれにせよ、健康的にはよくない仕事とも言える。
関係ないけど、俺が警備員をやっていた時、当時50歳くらいの先輩で、小松崎さんというプロフェッショナルなガードマンがいた。
小松崎先輩は、ガードマンとしても腕はいいが、お腹ピ―ピ―警備員で、胃腸が弱くいつも下痢気味だった。
ある時、意地悪な監督さんがいて、業務中にトイレに行くことを許されず、うんこを漏らしたことがあった。
帰りのクルマがいっしょだったけど、臭くて死にそうだったよ。
それにしても大変だよ、警備員。
もうちょっと給料上げてあげてもいいのにね。
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