吉田ゴンザブロー(老人アルバイター評論家)
昭和24年生まれの団塊の世代。シニア世代を代表し、老人の「アルバイト列伝」を日々発信。某私立大学経済学部卒。中小食品メーカーに入社。部長職に上り詰めたが、定年退職手前で会社が事実上倒産。現在はとある事情から、スポーツクラブの会員専用駐車場と大手コンビニ弁当工場のダブルワーカー。今日のテーマは「団塊の世代・人生相談大会➄「バイト先でトラブルが絶えない老人」」です。
定年退職後、バイト先でトラブルが絶えない老人アルバイター
相談者:内山洋(64歳・アルバイト)
吉田ゴンザブローさん、こんにちは。
62歳で役職定年し、会社に残る選択肢もありましたが、昔の部下が上司になることが嫌で、会社を辞めました。
自慢するわけではありませんが、現役時代は高級取りで、貯蓄・退職金・年金はまあまあの金額のため、会社をやめても食うことにはいっさい困りません。
しかし、妻に「家でゴロゴロしていないでバイトでもしなさい」ということで、繁華街のパーキングの管理人を始めたのですが、ベテランのアルバイトの人と揉めて3ヵ月で辞めてしまいました。
その後すぐに、同じような街中のパーキングでバイトを始めましたが、今度は経営者と揉め、即解雇になりました。
家に居場所がないため、その後も、ガードマンやスーパーのカゴを運ぶ仕事、またはハケンで運送屋の仕分けなどに従事するも、すぐに同僚や上司とケンカをし、辞めてしまう次第。
私は、大卒で大手企業に入社。営業部門の部長職をやっておりました。部下には厳しく接していましたが、慕われていたという自負はあります。
本当は、バイト先で楽しくやり、うまいビールを飲んで日々過ごしたいのですが、部長時代のクセが抜けず、ついエラそーにしてしまい、同僚からうとわれ、また、仕事のできない上司には、アドバイスをしてしまい、嫌がられてしまいます。
バイト先でうまくやる方法はないでしょうか?
吉田ゴンザブローの回答
64歳の元部長さんよ。
まず、現実的な話をしよう。
あんたは、コミュニケーション能力ゼロのバカジジイだ。
何が部下に厳しいけど、慕われていただ。
死ね。バカジジイ。すでにあんたはただのジイサンなんだよ。
すぐに同僚や上司とケンカをするには、何か理由があると思うが、行くとこ行くとこそんなに悪いヤツがいるわけはないのだから、それはあんたの人間性に問題があるとしかいえないんだよ。
バイト先楽しくやりたい?
ならば、俺の言うことを素直に聞きなさい。
バイトと仕事は違うんだよ。
老人アルバイターに求められていることは何かわかるかい?
それは、そこにただ居るということ。
来いと言われた時間に来て、やれと言われたことをやる。ただそれだけなんだよ。
そこをまず理解しなさい。
バイト先にはいろんなヤツがいる。生活に困りひっしこいてしがみついているジジイや中高年フリーターに「年金額が高い」なんて口が裂けても言うもんじゃない。そこで人間関係はこじれてしまう。
より、フラットな関係を維持しようと思うなら、過去の地位や金銭的な自慢はぜったいに御発度だから気を付けろ!
また、うまいビールを飲むためにバイトをするなんざー、的外れな考えだ。
うまいビールを飲みたければ、毎日1回オナニーでもすればいいのさ。
今、あんたは試されている。
プライドを捨て、バイト仲間に頭を下げて、敬語を使ってごらん。これを「勇気」と呼んでもかまわない。
それができたなら、あんたの人格はもうひと段階上のステージに行けるよ。
できなければ、あんたは人生の敗北者だ。
人生で一番大事なこと。
それは老後の生き方だってことを忘れるな!
※当サイトはある人物の依頼により立ち上げました。当サイトに登場する人物や職場などはすべて架空のものですが、実在する人物に取材をし、その方の話をモデルにし、本人と特定できないように大幅に修正しております。
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